善行を積み重ねる 日々の真面目な生き方
私が4歳の頃に96歳で亡くなった曽祖父は、私をとても可愛がってくれました。
「おうおう、よしよし。」
何となく、耳の奥に残っている、優しい声です。
彼は明治に産まれ、病気で両親が急死して、姉と二人で必死で生きてきました。
そんな曽祖父は、将来子孫がお腹を空かせることになった時のために、山に小さな栗の木を植えてくれています。
それが成長して、現代では鹿の食料となっているなんて、そんな平和な時代が続いていることが素晴らしいことです。
さて、そんな曽祖父は、真面目に一生懸命生きることを大切に考えていました。
真面目に徳を重ねて、少しずつ積もって行く善行。
それによって、信頼も積み重ねていくことができます。
ところが、ほんの小さな悪行で、今まで苦労して積み重ねた善行はガラガラと崩れてしまう。
だから、日々気を抜かず、人が見ていてもいなくても、真面目に生活することが大切です。
そして、もしうっかり信用が崩れてしまったなら、また1から少しずつ積み重ねていくしかない。
そういった生き方の積み重ねが、そういった人々の思いが、この日本を作り上げているのかも知れません。
日本人の子孫として、誇り高く善行を、真面目にひたむきに積み重ねていきたいものです。
なんて、時々考えてみるけど、まだまだ未熟な私です。
子供用の 仏教の聖典に 大人のこころが洗われる
私な子供の頃から、熱心な仏教徒だった曽祖父や祖父の影響を受けてきました。
毎日、朝夕と仏壇に手を合わせる後ろ姿に、何となく感じるものがありました。
そして、私が一緒にお参りすると、祖父はとても喜んでくれました。
「ご仏飯を食べると、頭が良くなるぞ。」
いつもは祖父が、仏壇にお供えしているご飯を食べていましたが。
時々もったいぶって私にくれると、本当に頭が良くなった気がしました。
だから、私も子供たちに、もったいぶってご仏飯をあげます。
すると、きれいに3つに分けて、もったいぶって食べてくれます。
そんな、日々の生活から、信仰心は培われると考えている私です。
若いころから、沢山の本を読み、沢山のお説教を聞いて、僧侶と意見を交わしてきました。
だけど、この歳になって、子供の聖典に心を洗われる気がします。
小さな子供にも分かりやすい言葉で、大切なことをシンプルに表現している。
沢山の漢字と、込み入った言葉で、大袈裟に表現してある経典より、案外心に響きます。
だから、最近は寝る前に、子供の聖典の「ちかい」を、小さな声で読み上げます。
仏の子は すなおにみ教えをききます
かならず約束を守ります
いつも本当のことをいいます
にこにこ仕事をいたします
やさしい心を忘れません
毎日楽しい 長男のおしゃべりを 忘れたくないママの記録
最近面白くなってきた、長男くん。
家族を笑わせることに、毎日情熱を注いでいます。
今日は、なかなか覚えられない太陽の動きについて、ママに教えてくれました。
「12時に太陽が一番高くなるじゃん、1時に地熱が最高になって、2時に気温が最高になって、そして3時に、僕のテンションが最高になる。問題は、僕のなかで地熱と気温が逆転しちゃうことだね。」
って、一番大事なところが、分かってないじゃないの。
そう突っ込みながらも、笑いが止まらない。
「朝になったら気温が下がるじゃない?地熱も下がって、そして僕のテンションは、勉強の前に下がる。」
大笑いするママの様子を、満足そうに眺めて、親指を立てている長男。
そして今日は、パパの遺伝で、よくできる口内炎が、最高に痛い。
「なんで、よりによってこんな悪いところが、遺伝したんだよ。」
「パパの気持ちを、理解するためよ。」
「じゃあ、お母さんは分からないわけ?」
「悪いけど、めったにできないからね。」
「ああ、これを何代にわたって引き継ぐんだろ。子供産むだけ、確率が増すかな。」
「確率の問題だから、人数は関係ないでしょ。」
「あ、そっか。受け継がない良い方法を見つけ出す方がいいのか。」
「いや。良い薬ができる方が、早くない?」
「何でもいいけどさあ、僕は開発できないよ。誰か考え出してくれないと。」
「そうだね。長男は口で生きてくよねえ?じゃあ英語を頑張らなきゃ。」
「分かってるよ。僕のおしゃべり、英語でも聞いて欲しいからね。」
仕事でも勉強でもなく、おしゃべりかよ。
そんなこんなで、長男のおしゃべりは、毎日毎日、楽しく繰り広げられるのでした。
はい。親バカで、すみません。
思い出の 片言 一生懸命伝えようとする可愛らしさ
次女のが2歳だったころ、次女との会話には、通訳が必要でした。
今日は少し寒いかなっと、上着を着せて外に出た日。
「寒い、寒いよ~。」
と言えば、当然ママは
「あ、寒いかぁ。中に入る?」
すると、強い目をして主張します。
「いやだ!」
そして、もぞもぞと上着を脱ぎます。
あ、そっか、寒いと暑いを逆に覚えてるんだっけ。
母親でさえ、ややこしい。
長女が虫に刺されたらしいので、かゆみ止めをつけていました。
「次女ちゃんも~。痛い。痛い~~。」
「どうしたの?」
すると甘えた顔をして、次女は、先日ころんですりむいた膝を出します。
「やぶれたから、痛い~。」
やぶれた? ズボンが?
あ、もしかして、肌が破れたのか?
つまり、怪我をしたってことね。
片言の言葉を使って、一生懸命、意志を伝えようとする次女。
その不自由さが、とっても可愛いのです。
親として子育てしていたら、思い出の片言があります。
可愛い声で、一生懸命伝えようとするからこそ、愛らしい。
そんな思い出が、中学生になった次女を見ていても、時々ふわっと思い出されます。
我が家の庭の のんびりバッタ
最近暑いので、出勤前と帰宅後に、小さな庭の花畑にホースで水をかけています。
そこで、いつも花の奥から出てくる、10センチほどの、大きなバッタがいます。
もう1か月くらい、毎日水をやるたびに、どこかからのっそり出てきます。
そして、水のかからない場所を探して移動します。
それが、バッタのくせに勢いよく飛ばない。
よっこらよっこらと、歩いて移動するのです。
最初は、水をかけるのも申し訳ないと思うし、邪魔だなあと思っていたんだけど。。。
最近はなんだか親近感がわいてきて、時々姿を見せないと、
「今日はどうしたんだろう?長男が見つけた、ドンくさいカマキリに食べられたのかな?」
などと心配になります。
だけど、ヨタヨタと出てくると、
「あ、いたのね。今日も、暑い1日だね。」
などと、思わず声をかけたりします。
今日は、朝の水やりのときに、珍しく羽を使って、我が家の柵の外に飛んでいきました。
「ああ、とうとう出て行ったのね。君がいなくなると、淋しくなるよ。」
そう思っていたところ、夕方また姿を見せてくれました。
「おかえり。良かった。やっぱ、うちの庭がいいよね。」
バッタには、全くあずかり知らない、ママの独り言です。
しっかし、うちの庭ときたら、ドンくさいカマキリに、のんびりバッタに。
庭の持ち主に、似るのかしら?
だけど、せっかくだから、うちのペットとして、ずっとそこにいてね。
水族館 おとうしゃん おしゃかながいっぱいいるよ
パパママと1歳3歳5歳の子供達で、水族館に行きました。
水族館に入って、一番手前の水槽に走り寄る長男。
短くてもちっとした可愛い手を、いっぱいに伸ばして水槽を指さします。
「あ~~、おしゃかなだ~。」
そのままじっと、魚が動く姿を目で追っていました。
そして、少し奥に、また水槽発見。
また同じように水槽を指さします。
「あ、こっちにも、おしゃかな。」
そして、もう少し向うにも、水槽があることに気づきます。
「あ、こっちもおしゃかな。あっちも~。」
そして、くるっとこちらを振り向いて、真剣に教えてくれます。
「おとうしゃ~ん、おしゃかなが、いっぱいいるよ~。」
って、そりゃ水族館だもの。
長男にとっては、沢山のおしゃかな。
興味のままに、あちこち走り回る姉妹。
小さな体いっぱい、喜んでもらえて良かった。
楽しそうな子供たちを眺めながら、時間をかけて、ゆっくり見て歩いたのでした。
長男が自己推薦 これは珍解答だよ
ママが帰宅すると、嬉しそうに長男が寄ってきました。
そして、ニコニコとこれを開いて見せてくれました。
「よくさあ、ネットで珍解答ってのってるけど、僕のものせられるくらい面白いでしょ?」
そして、指さしてド屋顔で言います。
「あのね。これなんてねえ、答え分かんないから、珍解答を狙ったよ。」
そして、ママの顔を嬉しそうに見ます。
それを見せてもらって、ママったら不覚にも、声を出して噴出してしまいました。
いや~、小学生の柔軟な頭はすばらしい。
確かに、親戚の家で、おじさんが燻製を作ったよね。
試験管の中で、燻製も作れるかもしんない。
紙の鍋なんて、そもそも問題にさえ登場さえしてないし。
だけど、うん、面白い。
ママなら、花丸つけてあげるんだけどな。
それにしても、ママにこれを見せたら、きっと笑ってくれると期待されている事実。
それはそれで、どうしたもんか。。。
※ ちなみに、あんまり字が汚くて読めない方へ。
問 このように、新しい空気がはいらないようにして加熱することを何といいますか?
長男の答え くんせい
正解 むし焼き
問 水の温度が100度になると、それ以上温度は高くなりませんでした。理由を説明しなさい。
長男の答え 紙の鍋が成立しなくなるから
解答 水が水蒸気になるために熱が使われるから