お人形のために歌う子守歌で 自分が寝ちゃった あの頃の次女
まだ1歳の次女と長女を、寝かしていたときのことです。
この日も、様々な子守唄を歌いながら、ママの両側に寝転んだ、姉妹の胸をトントンしていました。 何曲か歌うと、長女は静かに寝息をたてはじめました。
しかし、ここから長いのが次女です。
「ゆりかごのうたを(途中省略)ねんねこねんねこねんねこよ~」
「・・・ねんねこねんねこねんねこよ~。キャハ。」
ママと一緒に、楽しそうに歌います。 いやいや、あなたを寝かせるための子守唄なんですけど。だいたい、次女は何のために歌っているんだか。
そこで、いつものとおり、ママは寝たフリを始めました。 次女はママの手足をくすぐり、顔をつついて起こそうとします。 ママは必死で笑いをこらえます。
「あっ、そ~だ~」
楽しそうな声をあげて、せっかく寝転んでいた次女が立ち上がりました。
何をするつもりだろう?ママは薄目をあけて、次女をうかがいます。
次女はトコトコと薄暗い部屋を横切っていきます。
「あ~、あった~。」
次女の、お気に入りのお人形を、持って来ました。 それを、ママの横に寝かせました。 そして次女の枕を、お人形の下に置きます。
次女は満足そうに眺めると、お人形の横に寝転がりました。
「ねんねこねんねこねんねこよ~。」
お人形の胸をトントンしながら、子守唄の一部を歌ってやります。
次女は、これを2回ほど繰り返しただけで、グッスリと眠ってしまいました。
自分の歌う子守唄で、寝るなよ~~。
こんな次女は、中学生になった今でも笑顔の可愛い、その頃の次女のままです。
反抗期なので、ママが寝なさいと言うと寝ない。そんなところも、あの頃のままです。
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