小さな次女の 小さな私のトイレ だけど次女ちゃん大きいよ
次女のトイレトレーニング、本格的に始めました。
長女のときのおまるを出してきて、お風呂でキレイに洗います。
次女は、うれしそうに見ています。
「これ、次女ちゃんの?」
「そうだよ。今からお母さんが作ってあげるからね。」
「次女ちゃんのトイレ、作ってくれるの?次女ちゃんの?」
「そうよ。次女ちゃんの、小さいトイレだよ。」
「うわ~~。うれしい~。ありがと~う。」
さて、次女のトイレを設置し、トイレの使い方などを説明しました。 次女はトイレのまわりを、両手をあげて踊りながら、まだできないスキップをしています。 そして、早速。。。
「おしっこでそう。」
お、ここで成功するとすごいぞ。
「よし、やってみよう。」
オムツを脱いで、トイレに座ってみます。 ん~~、出ない。。。 オムツの中に、少しだけ出ているので、きっとこれのことでしょう。
「おしっこに行こうかな~~♪」
30分おきに、楽しそうにトイレへ向かいます。 小さなトイレから、鼻歌が聞こえます。 長女のマネをして、トイレットペーパーでふきます。 濡れていない紙が、小さなおまるにたまっていきます。
夕食後、長女がトイレに行くというので、次女も連れて行ってもらいました。
「おねえちゃんは大きいトイレに行くんだよ。次女ちゃんは、次女ちゃんの小さいトイレに行くんだよ。」
しばらくすると長女が困った顔でやってきました。
「次女ちゃん、トイレでおしっこしてないのに、トイレットペーパーで拭いてるよ。」
見に行くと、真剣な後姿が、一生懸命いきんでいます。
「う~~ん、う~~ん。。。」
小さなトイレと、かわいそうな、小さい次女。
長女をこっそり呼んで、冷蔵庫の前でしゃがみました。
「次女ちゃんはね、今からおトイレの練習をするんだよ。初めてだから、最初は上手にできないの。それをけなしたら、かわいそうだよ。小さいのに頑張ってるんだから、えらいね~上手だね~って褒めてあげなきゃ。」
「う~~ん。長女ちゃんも最初はできなかった?」
「そりゃあそうだよ。最初はできなかったよ。だんだん上手になって、今はすごいよね。長女ちゃんは今、ひらがなの練習してるでしょ?小学校のお姉ちゃんが見て、へたくそ~って言ったら、嫌な気持ちじゃない?小学校のお姉ちゃんがひらがな書けるのは、当たり前だよね?大きいんだから。長女ちゃんがしたのは、そういうことだよ。」
手を洗おうと洗面所にやってきた次女に、長女が話しかけました。
「次女ちゃんは、小さいのにおしっこ、よく頑張ってるね。」
すると、きりっとした顔で見上げ、次女は答えます。
「次女ちゃん、大きいよ!」
長女もママも、顔を見合わせ、言葉を失ったのでした。
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