しゃべってたの? パパには通訳がいるのね
長女が5歳、次女が3歳、長男が1歳の頃のことです。
その日は、久しぶりにパパが早く帰ってきました。 みんなで夕食の会話を楽しむなんて、久しぶりです。
パパに子供たちのことを知ってもらうため、ママは次女に質問します。
「次女ちゃんは、幼稚園のお友達、誰が好きなの?」
「ん?え~っとね~、Yちゃん。」
Yちゃんは、長女のクラスメイトの妹です。
「でも、Yちゃん、いっつも怒ってるよ。」
長女は思い出したように言います。
「そういえば、そうだね。」
「いっつも押してるよ。次女ちゃんも、押して前に寄って、わ~って笑ったの。」
「へえ、そうなんだ~。」
「そっか~。笑うところが次女ちゃんだよね。」
パパは、困った顔です。
「ねえ、これって話が通じてるんだよね~。ぜんぜん理解できないんだけど、通訳してよ。」
「え?あのね、Yちゃんは、いっつも怒ってて。周りのひとを、いつも突き飛ばしてるの。それで、次女ちゃんも突き飛ばされて、前につんのめったんだけど、わ~って言って笑ったんだって。」
「今の会話、そういう会話だったの?すごい。わからない。。。」
まさかの反応に、ママは少しビックリ。
「いつもお話してないからだよ。きっとコツがあるんだよ。」
「次女も、ちゃんとしゃべってたんだね。」
「当たり前でしょ。」
「長女をみてると、どうしても長女並みを要求してしまうけど、よくないね。参ったな。」
さて、長男に、ご飯を食べさせようとすると、長男が大声で叫びました。
「やいたい!」
「え~?じゃあこぼさないでね。はい、どうぞ。」
「あいがと。えへっ。」
ママは、パパに解説します。
「いまの、”やいたい”は重要だよ。反抗期野郎の”やりたい”だからね。これを間違えると、10分は泣かれるよ。」
「うわっ、ぜったいわかんね。泣かせちゃうよ、多分。」
参ったね、パパ。
しっかりお話して、子供の成長についていってくんなきゃ。
だけどね、 諦めずに知ろうとしてるから、頑張って通訳をしていかなくちゃと思うのでした。
だけど、ママからしたら、こんなにハッキリと分かりやすく言ってるじゃない?って思うこと。 周囲の人からみると、チンプンカンプンのことがよくあります。
やっぱり子供達を、世界で一番理解してるのは、わ・た・しってこと。 えっへん、です。
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