1歳の食いしん坊長男 底抜けの胃袋と おかわり!
長男が1歳半の頃は、ほんとうによく食べていました。
ご飯は、大人のお茶碗に1杯以上。
我が家のきょうだいの中で、一番の大食いでした。
その日の夕食も、楽しそうに食べています。
お皿に山盛りにした、お魚もお芋もほうれん草も大好きなお汁も。
両手でつかんで、次々と口に突っ込んで、飲み干していきます。
すべてが空っぽになったお皿。
ほうれん草の小さなカケラがくっついています。
それを小さな手で丁寧に取ると、器用に口に運びます。
パパは呆れ半分で言います。
「すごいね。見てあのお皿。あそこまでキレイにしてるよ。」
とうとう小さなカケラさえなくなり、洗ったばかりのようなお皿に。
長男は、お皿を裏返し、裏についてないかチェック。
表にして、何かついていないか、穴が開くほど見つめます。
そして、大きなため息をつくと、両手でお皿を掲げて、明るい大声で言います。
「おかわり~~!」
「1才半で、おかわりなんて単語を使うなんてねぇ。」
ママは、準備していた食事を、入れてやります。
だんだんお腹がいっぱいになってきた長男くん。
人懐っこい表情で、ママの両手を握ります。
「なべなべ、底抜けするの?」
と次女が聞くと、長男は歌います。
「まんままんま そこぬけ♪」
「まんまかよ~。」
長女が突っ込みます。
「底抜けは、長男の胃袋だろ!」
パパが突っ込むと、家族全員大爆笑。
こんなに食べていても、身長も体重も平均です。
食べたものは、一体どこに?