きょうだいが盛り上がる 学校給食の思い出
小学校の給食の話題は、いつも我が家で子供達が盛り上がるネタです。
いつも、盛り上がるきっかけになるのが、3人が嫌いだった、そら豆からです。
「本当に、まずいのが、そら豆だよね。」
「そうそう。あれ嫌い。吐きそう。」
「まずいよねぇ~。どういう料理?」
そこから、嫌いな給食で盛り上がります。
「僕、マーマレードが嫌いでさ。美味しい汁に入れたら何とかなるかなって。でも。。。オェ。」
家族は、大笑い。
「センス悪すぎだよ。合うわけないじゃん。」
「だって~。誤魔化せるかと思うじゃん。」
「キムチがさぁ。辛いかなって思ってご飯で挟んで食べたら、案外美味しくてね。」
とニッコリ次女が言うと、反論する長女。
「うっそぉ。あれ、臭いじゃん。無理。なんで小学生の給食に、キムチなんて出すんだろ。」
「あとさぁ、どんぶりの汁が多すぎなんだよね。」
「あ、わかる。ご飯が浸かってたよね。」
「うどんの汁が多すぎて、入らないんだよ。」
「そうそう。汁飲んでからとかね。」
「多すぎるんだよ、汁が。」
「容器が小さいんだと思うけど。」
「確かに~。」
「僕、地味にパンが苦手だった。口の中が、パサパサになって、牛乳が足りなくてさあ。」
と嘆く長男に、次女が言います。
「牛乳と黒糖パンを一緒に食べるのが最高でさ。牛乳が冷たいうちに食べなきゃ、牛乳がぬるくなると不味いからね。本当はご飯の後のデザートが良いんだけど、最初に食べてた。」
美味しい話ばかりの次女。そのくせ、食べるのはいつも遅くて、給食のおばちゃんと、仲良くさえなっていたようです。
「私、給食運ぶ、トラックのおじさん、見たことあるよ。」
「どんだけ遅いんだよ~。」
ママには、入れない給食の思い出。
だけど、盛り上がる話を聞いているだけで、一緒に食べたかのような、楽しい気持ちになるのです。