転院は介護タクシーで
やっと治療へと動き出し、大病院での手術が決まると、今度はいろいろと別の心配が。
まずは、どうやって行くの?自家用車?5分も座れないんだけど?
これは、病院がストレッチャーで行ける、介護タクシーを手配してくれました。医師の指示ということで、費用は移送費の適用になるはずなんだけど、介護保険しか対応したことない、病院スタッフは誰も知らない。
「そちらで様式を準備してくれれば、証明くらいはしますよ。」
はぁ。。。
次に、何を着て行くの?
どうやら、一般外来から行くらしいので、病院のパジャマは恥ずかしい。看護師さんが、着替えを手伝ってくれることになりました。
MRIをするはずだとのことなので、Tシャツにゴムのズボン。そして、金具のついてないブラジャーが必要とのこと。恥ずかしがり屋のパパに拒否され、次女に購入を依頼。女の子を産んで良かった。。。
そして、手術の方針や日程は、大病院に合わせて決めるみたいです。手術への不安は、大病院の医師に相談するようにとのことでした。思い付く不安を、とりあえずメモ。
当日は朝からソワソワ。
パジャマから普段着に着替えさせてもらい、看護師さんが、沢山の荷物を袋に詰めてくれるのを、ベットから眺めます。
いよいよ、介護タクシーのストレッチャーがベットに横付け。ベットの高さを合わせて乗り移ります。ワクワク。初めての体験に、携帯のカメラをオン。横を歩く夫と、久しぶりに少し言葉を交わします。
意外にも軽自動車だった介護タクシーに、ストレッチャーごと押し込まれると、顔から車の天井までが10センチほどに。閉所恐怖症の人は辛いかも?なんて思いながら、横を向くと見慣れた景色が90度回転。流れる景色が不思議でした。
60代後半の運転手さんは、定年退職して1人でタクシー会社を設立。いまは息子さんが事業拡大してるそうです。そんな老後もあるのね。
運転手さんが、慣れた様子で、スタスタと病院内を案内してくれて、スムーズに引き渡してくれました。