ほっこり子育てワーキングママ

働きながらの子育ては、大変だけど幸せ。ほっこり楽しい日々の出来事に癒されて、子育て楽しいよって伝えたい。

うまそうな犯人と食べられない次女

次女が大好きな、名探偵コナンの映画が始まって、コンビニでコナンの和菓子が販売されました。
茶道と和菓子を愛する次女のため、パパは奮発して、3つも購入しました。

冷蔵庫の一番とりやすい便利な位置に、こちらを向いて3つ並ぶ和菓子。これを、いつまでたっても食べません。
「ねえねえ、食べないの?」
ママ的に、いろんな理由て声をかけます。
「勿体なくて、とても食べられない!」
中学生女子の、可愛い反応。
うーん。
そこで、蓋の横を確認すると、消費期限は明後日。
「次女ちゃん、家族みんな揃ってるしさ、食べようよ。明後日を過ぎると、生ゴミと一緒に捨てることになるよ?」
「それも嫌だけどさぁ、でも無理。食べれるわけないじゃん。」
そこへ、嬉しそうに口をはさむパパ。
「次女のタイミングで食べるよ。ねえ?」
「だから、無理。食べるなんて。そもそもさぁ、何で食べ物にすんのよ。食べられないじゃん。」
その言葉に、パパは鼻の下を伸ばします。
やれやれ。

そこで、実は食べたい長女が提案。
「かじるの、やだよね。だからさ、目をつむって、1口で行こうよ。」
おっと、なかなかの提案に、次女は顎の下に手を当てて考えます。
「そうしよっかぁ。」
すると、嬉しそうに冷蔵庫から出してくる長男。
「僕、犯人が食べたい!うまそう!」
そう言って、もう容器に手をかけています。
「待って。お姉ちゃん、写真とって。」
撮影が上手な長女が、丁寧に撮ります。
「もういいでしょ?」
すると、上の空で応える次女。
「あ、うん。」
「えっ、もう食べてるし。」
と長女が突っ込んだときには、一口で長男の口の中なのでした。
「犯人うまっ。」
豪快な食べ方に触発されてか、次女もパクリ。それでも、味への評価はありません。
「黒豆うまっ。」
明るく叫ぶ、長男に応える長女。
「一周回って正解だし。」

そんなこんなで、たった3つの和菓子で、壮大なドラマを見せてくれた、中高生3人組なのでした。

どこまで大きくなっても、やっぱり子供は可愛いなぁ。