ほっこり子育てワーキングママ

働きながらの子育ては、大変だけど幸せ。ほっこり楽しい日々の出来事に癒されて、子育て楽しいよって伝えたい。

いわさきちひろ絵画展 と 現役我が家の子供達

f:id:warkingmama:20200523014714j:plain

 

近くの美術館で、いわさきちひろの特別展があったので、子供達と行きました。

 

子供たちに見せたいと思って行ったのですが、小学生未満は無料。

ママのチケットだけ買って、子供3人が入場です。

ごめんなさいね、美術館さん。。。

 

いわさきちひろの絵は、絵本やポスターなどでよく見ます。

テーマをもって描かれた絵も、すてきです。

だけど、何よりも心を打つのは、何気ない子供たちの姿。

「おつむてんてん」 小さな子供が、頭に届かない手をニコニコと挙げている姿。

「絵を描く女の子」 クレヨンを持って、寝そべって無心にお絵かきしています。

「ピンクのリボンの赤ちゃん」 タッチをしたばかりの女の子の、はだかんぼの後ろ姿。

「箱に入った少女」 子供って、楽しそうに冒険心にあふれた顔で、段ボールに入ります。

「母の日」 小さな子供を抱きしめる母親は、顔をできるだけ子供に触れ合わせます。

ああ、もし 私に絵が描けたなら、是非とも残したいと願う、かわいらしい子供の姿でした。

 

それらを、うれしそうに見つめる、現役我が家の子供たち。  

 

「あ~、これ長男くんみたい~。」

とはしゃぐ長女に 

「みてみて~。赤ちゃん、かわいい~~。」

と、両手を頬に当てる次女に 

「あ、ふうせん~。」

と無邪気に指さす長男。

 

通りがかりの、周りのお客さんが、子供たちに話しかけます。  

「まあ、かわいい。この絵なんて、この子そっくり。ね、おじょうちゃん。」

こうして、現役、生の子供たちを、鑑賞していくのでした。

 

  

 

← ポチッとしていただけると、励みになります。
ワーキングマザーランキング

ママのお鼻を モグモグ 可愛いけど・・・ 危険・・・

f:id:warkingmama:20200614210513j:plain

 

お昼寝の時間になりました。

ママが寝転がり、次女と長男を両側に、二人の胸をトントンします。

すると長男が起き上がって、ママの顔の近くに座りました。

 

ん?小さな顔を見上げていると。。。

小さな手のひらが、だんだん顔に近づいてきて、手全体で、ガシッ。

ママの鼻をつかみます。  

「もぐもぐ。。。」

手を口元に持って行って、どうやらママの鼻を食べたようです。  

「ん~~、おいしい。」

ニコニコと、えくぼをへこませます。 そしてまた、小さな手が、ママの鼻をつかみます。  

「もぐもぐ。。。」

すると、次女が飛び起きます。  

「あ~~、次女ちゃんも~~。」

すごく嬉しそうに、ニコニコと笑った次女の顔が、ママをのぞきます。

そして、長男よりは器用に、細い親指と人差し指で、ママの鼻をつかみます。

眠さで温かくなった指が、鼻を温めます。  

「もぐもぐ、ふふっ。おいし~~い。」

目を細めて、長い髪を頬になびかせながら、食べています。 しばらくの間、二人で交互に、ママの鼻を食べていました。 小さな顔が、ドアップでママを覗き込み、小さな手がママの顔に。

あんまり可愛いんで、されるがままになっていました。

 

さて、その晩、鏡をのぞいたママ。

鼻の先に、赤いものを見つけました。 よくよく見ると、ひっかき傷です。

鼻を食べたときに、長男にひっかかれたか。。。

 

厚くファンデーションを塗っても、うっすらとうかびあがる細い線。

大事な、女の顔なのに!!

あぁ~あ、子供たちは可愛いけれど。。。

生傷の絶えない。。。

ママなのです。。。

 

 

← ポチッとしていただけると、励みになります。
ワーキングマザーランキング

一生懸命 ただジュースを飲む 長男の姿に癒される

f:id:warkingmama:20200605172721j:plain

 

公園で遊ばせていた長男が、よちよちとママの傍にやってきて、信頼に満ちた目で、ママを見上げて言いました。

「じゅーちゅ、ちょーだい。」

「はい。どうぞ。」

赤ちゃん用のストローをつけた、ペットボトルのスポーツ飲料を渡すと、てかてかの真っ赤なほっぺに笑窪を作ってニッコリ。

「あいがとー。」

どんな豪華なプレゼントかと思う笑顔です。

 

 そして、ペットボトルの口の部分をつかみ、持ち上げようとします。

一応持ち上がるのですが、口を近づけようと顔を下げると、ペットボトルも下がります。

何度か繰り返し、無理だと判断すると、今度はペットボトルを下に置きます。

ペットボトルに、口を近づける作戦です。

少しずつ顔が近づいてくると、これでもかと、口を思い切り大きく開けます。

そのまま、長男にとって大きなストローが口に。

パクッ。

音が出そうなくらいの勢いで、くわえます。

 

そして、ペットボトルを両手で抱えて、ギューギューと音を立てて飲みます。

 ところが、ずっと飲み続けると中の気圧が下がって、 だんだんと吸いにくくなります。

ボコボコッ、ボコボコッ。

時々、空気の音をさせながら、それでも、ひたすら吸い続けます。

 

 ジュースを飲むだけで、ひたむきに一生懸命な長男。

日常の、ほんの一コマですが、私にとっては宝物のような、癒される思い出の風景なのです。

 

 

← ポチッとしていただけると、励みになります。
ワーキングマザーランキング

街頭の下で話し込む学生 懐かしい思い出の空気

f:id:warkingmama:20200601200858j:plain

 

家族で買い物をした帰り道。

子供たちは車の後部座席で、すっかり夢のなか。

パパと少し遠回りして、ドライブして帰りました。

 

その途中、小さな街灯の下に、若い男女が座り込んでいます。

頬杖ついたり、街灯にすがったり、思い思いの格好。

そして、すごくゆったりとおしゃべりしていました。

 

私は知っています。

長すぎる、別れの間際、こうやっておしゃべりする、その楽しさ。。。

 

胸の奥がキュ~ンとして、心が昔にタイムスリップしました。

生暖かい空気や、友達の腕のぬくもり、排気ガスのにおいを嗅ぎました。

戻りたい。。。 でも、絶対に戻れない場所。

ああやって、時間も気にせずゆったりとおしゃべりできること。 それは、失ってみるとものすごく貴重なことでした。

 

大人になるって、何だろう。。。

青春って、何だろう。。。

夢中で過ごした青春時代。 一生懸命考えた、人生のあれこれ。

 

そんな人生のすべてのシーンは、そうか、こんなに大事なんだ。

 

90歳を超えるおばあちゃんが、出版された詩集に、こんなシーンがありました。  

後ろから駆け寄って、「おかあさん」と呼ぶと、 まだ若い母が、優しい笑顔で振り向く。

小さい少女の頃みた、母の笑顔が、90歳を過ぎても懐かしいんだ。

 

宇宙の中の小さな星。 その中の、小さな自分。

それでも、みんな大事に大事に生きている。

毎日、忘れられない思い出を作りながら。

 

どんな小さな命も、そのくらい大事なんだな。 時には、思い出さないといけないな。

そんなことを、いびきをかいてるパパの横で、考えてる私でした。

 

 

← ポチッとしていただけると、励みになります。
ワーキングマザーランキング

大雨も 詩になる 子供の 素直な言葉

f:id:warkingmama:20200605200159j:plain

 

大雨のなか、車で子供たちを幼稚園に送っていきました。  

 

目を輝かせて、窓の外に目を向ける長女。  

「わあ、川の水がすご~い。」  

「あふれ出しそうだね~。怖いなあ。」  

「あふれたら、そこらじゅうがお風呂みたいになるよ~。」  

「そしたら、 泳がなくちゃいけない。長女ちゃん、泳げるようになるかも。」

いやいや。。。  

「道路はお風呂みたいになるけど、幼稚園のプールは大丈夫なんだよ。」

と、にっこり話す次女。

なぜ?なぜプールは大丈夫なんだ?

 

川の増水を見るたびに、歓声をあげる長女が、思い出したように言います。  

「海や川に近付かないようにしましょう、だよね。。。」  

「だって、危ないでしょう?」  

「うん、そうだね。」

 

次女が突然言います。  

「お母さん、コトコト言ってるよ。」  

「え?コトコト?」

車に故障があって、変な音でも出てるのでしょうか? 耳を澄ませます。  

「ほら、前がコトコト。ほら、そこ。」

次女が指差すのは、フロントガラスです。 あ、コトコトって、大きな雨粒の音のことね。  

「ほんとだ。コトコト言ってるね。」

子供の表現って、なんて自由なんでしょう。

 

大きな水たまりで、車が水しぶきをあげます。   

「わ~、すご~い。」

と歓声をあげる長女。

次女は、手を大きく広げて言います。

「いま、鳥みたいだったよ~。」

ただの大雨も、子供たちにかかると、詩になります。

 

 

← ポチッとしていただけると、励みになります。
ワーキングマザーランキング

しゃべってたの? パパには通訳がいるのね

f:id:warkingmama:20200609235353j:plain


長女が5歳、次女が3歳、長男が1歳の頃のことです。

その日は、久しぶりにパパが早く帰ってきました。 みんなで夕食の会話を楽しむなんて、久しぶりです。  

 

パパに子供たちのことを知ってもらうため、ママは次女に質問します。

「次女ちゃんは、幼稚園のお友達、誰が好きなの?」  

「ん?え~っとね~、Yちゃん。」

Yちゃんは、長女のクラスメイトの妹です。  

「でも、Yちゃん、いっつも怒ってるよ。」  

長女は思い出したように言います。

「そういえば、そうだね。」  

「いっつも押してるよ。次女ちゃんも、押して前に寄って、わ~って笑ったの。」  

「へえ、そうなんだ~。」  

「そっか~。笑うところが次女ちゃんだよね。」

 

パパは、困った顔です。  

「ねえ、これって話が通じてるんだよね~。ぜんぜん理解できないんだけど、通訳してよ。」  

「え?あのね、Yちゃんは、いっつも怒ってて。周りのひとを、いつも突き飛ばしてるの。それで、次女ちゃんも突き飛ばされて、前につんのめったんだけど、わ~って言って笑ったんだって。」

「今の会話、そういう会話だったの?すごい。わからない。。。」  

まさかの反応に、ママは少しビックリ。

「いつもお話してないからだよ。きっとコツがあるんだよ。」  

「次女も、ちゃんとしゃべってたんだね。」  

「当たり前でしょ。」  

「長女をみてると、どうしても長女並みを要求してしまうけど、よくないね。参ったな。」

 

さて、長男に、ご飯を食べさせようとすると、長男が大声で叫びました。  

「やいたい!」  

「え~?じゃあこぼさないでね。はい、どうぞ。」  

「あいがと。えへっ。」  

 

ママは、パパに解説します。

「いまの、”やいたい”は重要だよ。反抗期野郎の”やりたい”だからね。これを間違えると、10分は泣かれるよ。」  

「うわっ、ぜったいわかんね。泣かせちゃうよ、多分。」

 

参ったね、パパ。

しっかりお話して、子供の成長についていってくんなきゃ。

 

だけどね、 諦めずに知ろうとしてるから、頑張って通訳をしていかなくちゃと思うのでした。

だけど、ママからしたら、こんなにハッキリと分かりやすく言ってるじゃない?って思うこと。 周囲の人からみると、チンプンカンプンのことがよくあります。

 

やっぱり子供達を、世界で一番理解してるのは、わ・た・しってこと。 えっへん、です。

 

 

← ポチッとしていただけると、励みになります。
ワーキングマザーランキング

パン生地って可愛い しゃがんで見つめる 長男の背中

f:id:warkingmama:20200517003841j:plain


ママが帰宅すると、長男がキッチンでゴソゴソと何か作っていました。

「何作ってるの?」

「ん?ピザ。僕、ピザが好きだから、作ってみたくて。」

「そっか。長女に教えてもらったの?」

「うん。ここに、書いてある通りに、作ったらいいって。」

ほぅ。丁寧に、教えてもらったねぇ。

 

そうして、パン焼機にセットすると、スイッチを入れます。

グルグルと音を立てて、羽が回ります。

「うわぁ、パン生地って可愛い。」

よく分からない感想を言いながら、長男はしゃがんでパン焼機を見つめています。

その背中が、すっごく可愛い長男。

 

なんだか癒されてしまいました。

 

 

← ポチッとしていただけると、励みになります。
ワーキングマザーランキング