小さな観覧車が 本気で怖かった小さな次女
次女が2歳の頃、ショッピングセンターにある、小さな遊園地に行ったときのことです。
観覧車にメリーゴーランド。
小さな子供がターゲットの、優しい遊園地でした。
長女は、遠くに観覧車が見えると大興奮。
「長女ちゃん、あれ乗りたい。ねえ、早く早く!!」
ひとりで、走りはじめます。
家族みんなで乗ろうと、観覧車に近づいていると、突然、次女が停止します。
下を向いて、かたくなな表情です。
「どうしたの?早く行こう。」
次女の手を引こうとすると、次女は手を引っ込めて眉間に皺をよせます。
「いやだ。」
「え?なんで?乗ろうよ。」
「こわい。」
「えぇ?怖くないよ。あの丸い中に座ってるだけだよ。遠くが見えて、楽しいよ。」
「いやだ。怖い。」
パパが異変に気付きます。
「どうしたの?」
「怖いんだって。」
遊園地の端っこで、小さな身体を固くして、下を向いてる次女ちゃん。
仕方ないので、パパと長女が乗って、ママと次女は下から、手を振ってました。
「お~~い、おねえちゃ~ん、おと~さ~~ん。」
ケロッと元気になって、大声で叫ぶ次女ちゃん。
それから、様々な乗り物に、次女は全く乗りませんでした。
去年、1才の頃には、散々乗ったくせに。
”わかってきた”ってことでしょうか。
だけど、こんな小さな遊園地が怖かったってこと、いつか次女に話してあげたいな。
小さな身体を固くして、怖がってる次女も、結構かわいかったもの。
きっといつの間にか、こんな遊園地じゃ、物足りなくなるんだろうな~~。
と思っていましたが。
今では、何度でもジェットコースターに乗りたがるお転婆娘に成長しました。
やっぱりね。