長女の前歯が抜けそう それだけで大騒ぎの我が家

長女の前歯が抜けました。

この前歯をめぐって、家族は大騒ぎでした。

まず、長女の歯がグラグラし始めたとき、ママが言います。

「大人の歯が生えてるのかな。早く抜けるといいね。」 　

するとパパが心配します。

「ほんとうに？抜いて大丈夫なの？早すぎない？無理して抜かない方がいいよ。」

早くも夫婦の意見が対立です。

パパは友達の歯科医師に聞いてきます。 　

「この時期は、無理に抜かなくても自然に抜けるらしいよ。長女、あんまり無理せず、ゆっくり抜きなさい。」

不安になったママ、お友達に聞きまくり。 　

あるママは、こう言います。

「うちは、１０日くらいでグリグリ回して無理やり抜いてたよ。」 　

「え～～、うち１０日以上経ってるよ～。」 　

そして他のママは、こう言います。

「なんだか気になってるみたいだから、ママがピンセットで抜いたよ。」 　

「私もそうしようかな～。でもパパが無理に抜くなって言うのよ。」

お友達ママが長女の歯を見てくれます。 　

「もうグラグラじゃない。私ならすぐ抜くよ。」

そんな話を、聞いてないふりして聞いている長女。 　

「ねえ、お母さん。邪魔だからピンセットで抜いて。」

そこで、ピンセットを出してきて長女の小さな歯をつかみます。

ところが抜こうとすると、ピンセットがツルリ、すべってしまいました。 　

「じゃあ、Ａちゃんみたいにグリグリやってみる？」 　

「うん。あ～、でもなんだか怖いな～。」

そう言いながらも、小さな手で小さな歯をつかみます。 　 　

「あ。。。抜けた。。。痛くなかったよ。」 　

「すご～～い。見せて見せて～。」 　

「次女ちゃんも見たい～。」

みんなで長女の手のひらを見つめます。

口を見ると、長女の歯茎にぽっかり穴があいて、血がたまっています。

抜けた前歯を見せてニッコリ、お姉ちゃん笑顔の長女。

長男なんて、まだ乳歯が生えたばかりなのに。

その乳歯が抜けてしまった長女。

そのとき、初めて長女に前歯が生えたときのことを思い出しました。

このときも夫婦で大騒ぎ。

バレンタインデーに、長女の歯に乾杯しました。

いつの間にか大きくなって。

こうやって、子供はいつの間にか大きくなるのかな。

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