ほっこり子育てワーキングママ

働きながらの子育ては、大変だけど幸せ。ほっこり楽しい日々の出来事に癒されて、子育て楽しいよって伝えたい。

我が家のサンタ制度の終焉

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末っ子長男が中学生になり、今年のクリスマスプレゼントの話題が出始めた頃。

お姉ちゃん達と同じように、サンタの事実を伝えなくてはと、随分前から考えていました。

お姉ちゃん達には、長男の耳に入らないように、こっそり伝えたけど、最後になる長男をどうしよう?
長女と次女とに相談したところ、2人とも同じ反応でした。
「大丈夫よ。もう分かってるはずだから。」

だけど、自分だけ知らなかった事実を、みんなの前で明かされるのは、何となく可哀想なので、長男と2人きりになった時に伝えました。

「あっ、やっぱりそうだったんだね。何となく、そうかなとは思ってたけどね。友達とも、よくそんな話をしてるから、分かってたけどさ。だけど、99%でそうかなと思ってたことが、いま100%になったね。」

そして、夕食後には、家族で盛大なネタばらし。
「私、次女と一緒にサンタを見ようって、夜中まで起きてたんだけどなぁ。音もしなかったのよね。」
「子供が寝て、数時間は待ってたからね。プレゼントを置くのは、本当に楽しかったよ。」
「サンタさんへのお礼に、靴下の中にみかんを置いてたのに、翌朝そのまま置いてあってショックだったよ。」
「あれ焦ったよ。ごめんね、気づかなくて。」
「お手紙を、次女が絶対に見せてくれないことがあってね。でも、靴下に入ってるからね。」
「プレゼント、どこに隠してたの?」
「あの時、お家に来てくれたサンタって、誰だったの?」
「翌朝、喜んでる顔見るの、嬉しかった。仕事に行くのが惜しいくらい。」
「まあ、うまく騙してくれてたと思うよ。僕も将来、同じようにやろうかな。」
「それは、奥さんと相談して決めることよ。最初が肝心だから、うまくやってね。」

クリスマス前のこの時期、世間で行われる、大人と子供の、優しい騙し合い。考えてみれば、こんなあったかいもの、ないと思います。

さて、我が家では、希望のプレゼントにあわせて少しだけ準備してた、お菓子や文具などのオマケだけ、今後も続けられることになりました。親が喜んでる姿を見れるように、土曜日の夜に置くことに。

こうして、我が家の楽しいサンタ事業は、寂しく終焉を迎え、新しいサンタ事業が、かたちを変えてスタートしたのでした。


今週のお題「あったか~い」
今週のお題「最近あったちょっといいこと」

幼い姿そのままに 大きく成長していく 生命の不思議

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寒くなってきて、暖房の効いた室内で、過ごす暖かい時間が、心地よく感じます。

そんな日の夕方、期末テストが終わって、ゆったりとソファで、ゲームをしている長男の手元を、次女が覗き込んでいました。

その後ろ姿を、ダイニングのテーブルでお茶を飲みながら、何となく見ていたママ。

急に、2人の長い手足と、動きの少ない静かな雰囲気に、深く感動しました。

いつの間に、こんなに大きくなったんだろう。

思い浮かぶのは、このリビングを、ニコニコと走り回っていた、幼い長男の陽気な笑顔、小さな次女の可愛い笑顔です。
そして、次女と長男が、同じように一緒に、ソファでパタパタと、賑やかに遊んでいた姿です。

その陽気さも、明るいおしゃべりも、可愛い笑い声も、全く変わっていないのに、声は低く、話す内容は大人っぽくなってきました。三つ子の魂百まで、と聞くけれど、本当に大きくなっても、何も変わらない子供達です。

小さかった子供達が、幼い頃の、そのまんまの姿で、大きくしっかりと成長することに、生命の不思議を感じました。

そして、この愛おしい宝物が、成長する姿を、目の前で見せてもらえることに、親としての幸せを、深く感じたのでした。

今週のお題「あったか~い」

今年もママが忘れてた いい夫婦の日

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今日は、11月22日、いい夫婦の日です。

すっかり忘れていたママは、いつも通り、パパの高血圧対策に、美味しくない減塩の夕食を準備。

車にオイルを入れるため、夕方からノコノコ出掛けました。

夜のニュースを見て、慌てるママ。

しまった!
いい夫婦の日を、今年も忘れてた!

夫の帰宅が、いつもより2時間ほど早かったのは、どうやら職場で話題になったらしく。ごめんね。悪気はない、ただ忘れてたのよ。

そんな、テンヤワンヤの我が家。
それでもお互い、夫婦仲は良いと思っています。

どこが?
そもそも、いい夫婦の日を忘れてるし、派手に喧嘩はするし、家事分担は不公平だし、夫婦共に残業はあるし、週末ごとに共通の趣味を楽しむ訳でもない。

だけど?
家族でよく笑ってるし、家族一緒に過ごす時間もあるし、手を繋ぐし(ママ強制)、愛情表現もあるし(ママ強制)、おしゃべりもする(主にママ)。

夫は、こんなママでも、応援して、優しくしてくれます。私だって、多分。。。

結局はね。お互いの思い込みの部分も、あるのかも知れません。

そして、思い込みで、良いのだと思います。

せっかく縁あって、世間に夫婦と認められる2人なのだから。
思い込みだろうが嘘八百だろうが、今日くらいは、夫婦が仲良い感じに過ごしてみる。今日は、チャンスの日だと思います。

そこで、オンライン飲み会中の、パパの部屋に乱入。終わったらリビングに来てね、と合図。

お酒と共に、待っているママでした。

パパが合流して、なぜ2人がいい夫婦?って話になりました。
「私達の、共通の趣味って、何だっけ?」
「子育てじゃない?」
「あぁ。楽しく子育てしたね。」
すると、ゲームしてた長男が、声変わりのかすれた大声で乱入。
「楽しく子育て、させてやったぜぃ。ドや!」
「夫婦の邪魔だよ!部屋行って勉強しろ!」
「ヤダッ!」

いい夫婦の日の、夫婦水入らずのはずの時間さえ、子供にひっかきまわされる。
それが、我が家の、いい夫婦の日なのでした。

ヘルニア手術の説明にビビる

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手術の説明には、家族の同席を求められました。
それって、ずっと面会できなかった、夫に会えるということ。そこで朝から、髪をといて、病衣の合わせを整え、何度も鏡を覗きます。

約束の時間の随分前から、ソワソワ廊下を何度も覗きます。そして、廊下の向こう側から歩いてくる、見慣れた夫の顔に、心がほっと和みます。そっと手を触ると、柔らかく温もりが伝わります。会いたかった。

医師からの説明は、シビアでした。
ヘルニアのサイズは、担当医にとって今シーズン最大であること。このままだと、足の筋肉を動かす神経に影響が及び、将来転びやすくなるなどの、悪影響が心配されるため、手術はやむを得ないこと。本来は、腰の手術なんてするもんじゃないこと。
全身麻酔を実施する方法。麻酔の際に、歯が欠ける可能性があること。
手術の方法。背中を切り、骨に穴をあけて、ヘルニアを取り除くこと。骨の中のヘルニアも取り除くこと。骨は再生されないこと。骨の中は、また時間をかけて髄液などで埋まること。もし神経を、傷付けたら縫って、さらに輸血成分から作られた糊のようなもので貼ること。その場合、1週間程度の頭痛の可能性があること。
1週間以内に、再手術の可能性があること。
数年以内に、再発の可能性が高いこと。
夫が冷静にいくつか質問をすると、担当医が端的に回答します。
「本人さんから、何か質問ありますか?」
担当医と夫が、同時に私の顔を見ますが、あんまりショッキングで、質問も浮かびません。
「特に、ありません。」
いつも、よくしゃべって質問もする私なので、担当医は心配そうに見つめます。

説明が終わると、廊下を歩いて、エレベーターの前で立ち止まります。そして、窓の外を眺めながら、夫に手を握ってもらいます。
「ねぇ、やっぱり手術や~めたって、あり?」
「そりゃ、仕事がないならね。長期間入院して、何ヵ月も何年も療養して、手術しないで、治るまで待てるかもね。」
「そういうことになるかぁ。」
「治るんだから、手術すれば良いじゃん。」
「まあね。そうなるよね。だって怖いよ。」
「大丈夫だよ。」
時計を見る夫。忙しい時期だと、知らなきゃ気楽なのに。寂しく、手を振って別れます。

手術の怖い話を沢山聞いて、すっかり心が萎えた私。思い立って、閉店直前の、売店に行きました。残り少ない商品から、慎重に選んだのは、カップで売ってる、大好きなレアチーズケーキ。

会計に並んでいたら、主治医が入って来ました。そして、ニッコリ笑いながら、コミカルに私のおやつを指差します。
「あぁ、いいなぁ。」
優しい突っ込みに、私は最大限の笑顔を見せて言います。
「頑張る私に、ご褒美です!」

夜は、手術のことが頭をよぎって、なかなか寝付けませんでした。そこで、急に思い出す、どうでも良いこと。

しまった。
夫に愛してるって、言い忘れた。

初めてのニキビは口内炎?

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食事のあと、長男が家族に話しました。

「あのさ、僕、口内炎が口の外にできたみたいでさぁ。」
ママは、長男の口の周囲を見ますが、赤くなってはいません。
「口の外?どこに?」

すると、鼻のすぐ下を指差します。
隣に座っていた長女が、長男の顔をじっくり見ます。

「それさあ、ニキビだよ。」
「そうなの?形といい、痛いことといい。口内炎じゃん。ニキビ!これが?」


何歳になっても起こる、沢山の初めて。

思春期の長男に、ニキビができました。

2回目ブロック注射と手術日の決定

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翌日は、痛みはさらに改善し、歩けるようになり、1人でトイレへも行くようになりました。

そんな平和なお昼前、若い新米看護師さんが、慌ててやって来ました。
MRIに行きましょう。」
車椅子で、バタバタ大急ぎで運ばれ、MRIの担当者から早口で説明され、あっという間にMRIに突っ込まれました。
上向きに寝て、さらにベルトで締めるので、患部が痛い。そのまま静止で40分の検査は、長い長い、長すぎる。何度も緊急停止のボタンを押しそうになりながら、自分で自分を慰めます。
ここで緊急停止しても、どっちみち姿勢が変えられる訳じゃないんだから、また最初からやり直すだけよ。今だけ我慢して、1度で済ませた方が絶対に良いよ。頑張れ私!

そして、病室に帰って昼食を食べたと思ったら、また新米看護師さんがやって来ます。そして、ストレッチャーをベッドから随分離して置きます。
「ブロック注射に行きましょう。」
まあ、新人さんだし、私も随分回復したから。頑張って、ストレッチャーによじ登ります。
ストレッチャーで、移動しながら、合流したもう1人のベテラン看護師が聞きます。
「ブロック注射、何回目?」
「4月に1回。今日は、2回目です。」
「あ、じゃあ医師の先生に、初めてですって言うんだよ。手順はさぁ、最初に○○。。。」

えっ?今、指示してる?初めて?まじで?怖いよ~、別の意味で。

説明してる間に、放射線関係施設に到着。
担当医による処置が始まります。なのに!いつまでたっても、初めてですって伝えていない新米看護師。緊張してるのでしょう。そこで、やむを得ず、私が告げる。
「ね?看護師さん、今日は、初めてなんですよね?先生に伝えるのよ、ね?」
「あ、そうなのね。新人だもんね。」
と応える担当医。ま、まじか。怖いよ。

でも、担当医の先生が丁寧に説明しているので、どうやら確実にやってくれているようでした。

そして、前回より痛くなかった?
「あまり、痛くなかったです。」
すると、先生。
「今回は、ちょっと優しくしました。」
多分、麻酔をしっかりしてくれたのでしょう。

翌日、痛みはすっかりなくなりました。だけど、膝の裏になんとなく違和感が残りました。

リハビリの場所も、病室からリハビリ室になり、ふらつきもなく、長距離を歩いたりできました。
そして、なんと階段も登ってみました。赤ちゃんのように、両足を揃えながら昇ったところ、無事クリア!
次は左右交互に昇るよう指示されます。ところが、右足だけ力が入らず、身体が崩れ落ちます。残念。。。

その日の夕方、主治医が来られました。
「来週、手術しましょうね。」
「えっ?痛みがなくなって、歩けて座れるようになったけど、ダメですか?」
「足に力が入ってないでしょう?」
先生は、左右の足の筋力を確認します。
「ほらね。やっぱり、手術した方が良い。この症状は改善しません。」
「ヘルニアは、何ヵ月かしたら消える可能性が高いんですよね?としたら、これも改善しませんか?」
「改善の可能性がないとは言わない。手術しないと言う人もいます。だけど、ヘルニアも大きいし、結局は手術となることもありますよ。」
「先生の判断としては、その可能性の方が高いんですね、」
「そういうことです。」
「専門の方が、そう思われるなら、そうなんでしょうね。分かりました。手術します。あぁ、でも怖いです。痛いの苦手だから。」
「大丈夫ですよ。簡単な手術だから。」

簡単。そうね。
先生は、毎日のように手術してるんだもの。何てことない手術なんでしょう。でも、人生初のヘルニア手術をする、私にとっては、簡単じゃあない。
しかし、そんな思いの中でも、スケジュールはあっという間に決まり、病院は準備完了です。

翌朝、主治医が顔をのぞかせました。
「手術、大丈夫ですか?」
優しい先生、気にして下さってるのかな。
「はい。怖いけど、覚悟はしました。」
すると、ちょっとほっとした顔。
「この症状ならね、手術で良くなりますよ。」

よし。
あとは、一生懸命治療するだけです。
最善を尽くして。

シャワーの許可が出ました。手術までに、身体を綺麗にしないといけないのです。服を着てる看護師と一緒に入って、髪も背中も足も、洗って拭いてもらいます。ちょっと恥ずかしい。
だけど、久しぶりだから、ものすごく気もち良くて、心までスッキリしました。

ヘルニアブロック注射効果とリハビリ効果

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ブロック注射の翌日、目が覚めたのは、痛みからでした。もう慣れてしまった、この痛みも、もう14日目です。

薄暗い静かな早朝、ひとり大きなため息。

食事も座って食べようと試みますが、食べている途中から、痛みが発生。諦めて横たわります。

その日、医師から、言われました。
「これはもう、手術ですね。」
「分かりました。」
埋まりに埋まっている、手術のスケジュール。キャンセル待ちの開始です。

痛み止めも、キツイ痛みには、なかなか効かなくて、麻薬系の痛み止めに変わりました。
医師の説明では、痛みにのみ効いて、精神には影響ないとのことでしたが、何となくボーッとしてしまい、読書も勉強も、イマイチ進まなくなりました。

また、退院に向けて、自分にあう病院探しもスタート。ママ友や親戚などに、情報提供依頼メールとメッセージを送りました。

また、病室が、突然変更となりました。
「そのまま、寝ててくださいね。」
看護師さんが3人来られて、手際よく荷物の入った家具、テーブル、私が寝転んだままのベツドを移動。天井を見ているうちに、新しい部屋に入りました。

すると、隣のおばちゃんが、私と入れ換えに出ていく人と、長話をしているのが聞こえます。
「まあ、そうなの?ええ、まあ。ふふふっ。」
その陽気な声を聞いて、これは仲良くなれそうだと予感。チャンスをねらって話しかけたところ、すぐに打ち解けて、仲良くお話できたのでした。入院生活、何だか楽しくなってきました。

リハビリが開始されました。
女性の先生がみえて、腰を温めて、私が以前から壊している、肩や肩甲骨、腕をマッサージしてくれました。身体が少し軽くなり、まずは座ることに挑戦。
ベッドの橫に座ると、3分もちません。そこで、クッションを椅子に設置。腰を預けながら座ると、5分ほど座れました。おかげで、昼間は、車椅子を押してもらって、トイレに行けるようになりました。ここで大きな変化!私は2週間以上ぶりに、石鹸をつけて、水道で手を洗ったのです。気持ち良かったぁ!

翌日は、なんと17分座れました。そして近くのトイレに歩いて行く練習。リハビリの先生がピッタリ隣について、歩き始めたとたん、左腕を捕まれます。
「えっ?」
「いま、ふらつかなかった?」
「そうですか?」
もう一度、歩き始めて気づきます。確かに、真っ直ぐ歩けないし、右橫に倒れます。
「めまいがする?雲の上を歩くみたい?足がしびれてない?」
どれも該当しないのに?
トイレは看護師同伴と決まりました。

その日の夕方、突然医師から告げられました。
「明日も、ブロック注射しましょう。あとMRIもね。昼からね。」
「あっ、うわぁ。はい。分かりました。」

痛いから、嫌だけど、治るなら頑張る。