成長期の子供達と 冬服の買い物
中高生になって、成長期の子供達。
冬になって寒くなると訴えます。
「服がない。」
去年、大きめを買ったはずなのに、手足が伸びて短くなって、まさかの新たな出費。
また、小さかった末っ子長男が、お姉ちゃん2人の身長を追い越しました。
大きくなったなぁ。
さて、買い物するお店が子供服屋さんじゃなくなったため、男女別にお買い物。
姉妹は、お互いに一緒に使うことを前提に、2人並んで店内を物色。時々アドバイスを求められるのが、とっても嬉しいママですが、
「これ、何に合わせようか?」
「このセーターとかどう?」
ところが、プイと顔を背けます。
「品行方正って感じ。」
聞いといて、何だよぉ。
長男は、店に連れ出すたびに言います。
「服なんて、何でも良いよ。いらないよ。」
いえいえ、いま着ているズボンの裾は、明らかに短い。ママは、長男が飽きて帰ると言い出すまでの短時間で、効率よく探し出します。
「これなんてどう?」
「うーん、好みの色じゃない。黒が好き。」
少ない情報から、またいくつか見つけます。
「おぉ、これ良いね。かっこ良い。」
気に入った服に合わせて、サイズの合うズボンを見つけてきます。
「いいじゃ~ん。お母さん、ありがとう。」
こうなると素直な長男。喜んで着てくれます。
今年も買い出し、無事終了。
寒い冬、これでなんとか無事に越せるかな?
何でも願いを聞いてくれる長男?w
3年前のある日、めずらしく家族が揃ったので、夕食は我が家の定番チーズフォンドゥにしました。 賑やかな食卓、子供も大人も絶好調で笑って楽しくおしゃべりです。
そんななか、長男がすまして言いました。
「何でも願いを、聞いてあげるよ。」
長女は、夢見るように言います。
「ほんと?じゃあ、早く大人になりたいな。」
「え~?お母さんは、ずっとこのままがいいな。子供達も大きくならなくて、今のままが幸せ。」
「でもさ、この願いって、矛盾してるよね。」
不敵な笑顔で、長女の顔を見ている長男。 そこでママは、実現可能なお願いをしてみます。
「長男に、ギュッてしてほしいな。」
これなら聞いてもらえると思ったら、長男はママの顔をじっと見ています。 そして、不敵な笑顔を浮かべたまま、クールに言います。
「はい。聞きました。」
「あ、そういうこと。聞いただけってこと?」
パパが気づいて大笑い。
「そうだよ。言ったじゃん、何でも願いを聞きますって。」
家族全員が、大笑いをはじめます。
「そういうことか。じゃあ、何でもありじゃん。」
「そうだよ。何でも願いを聞いてあげるよ。」
私が結婚する前は、笑いが絶えない賑やかな夕食が夢でした.
願いが叶って、本当に幸せ。 だから本気で、いまの生活を大切に楽しみたいなって思うのです。
今年の苺のサンタは太っちょ
今年はママの体調が良くないため、我が家の第2の主婦、次女にクリスマスの料理をお願いしました。
長男と出掛けているパパに、家族LINEグループを使って、次女から指令が。
「ホイップクリーム買ってきて。」
LINEを見たママ。
「クリーム、何に使うの?」
「苺のサンタ。」
ママが忘れていても、我が家では毎年登場する、苺のサンタは、子供達が幼稚園くらいの頃、雑誌で見つけたものです。
すごく可愛いので、子供達が喜ぶかなと作ってみたら、
「うわぁ、可愛い~。」
予想以上に、喜んでくれたので、それから毎年作ることにしました。
ママが緊急事態でも、やっぱり我が家のクリスマスの食卓に、苺のサンタは登場。次女は、不満そうに言います。
「今年の苺は、形が悪くてさぁ。」
じっくりサンタを見つめて、長男が言います。
「なんか、太ってるね。このサンタ、煙突を通り抜けられないよ。」
家族全員が、小さなサンタを、じっくり見つめて大笑い。
それでも、子供達が小さな頃ほど、賑やかには盛上がらないクリスマス。長男は、少し残念そうに、それでも頑張って賑やかしゃべりました。
いっぱいになったお腹に、さらにケーキを詰め込んで、家族みんな大満足です。
赤ちゃんの頃から 姉妹の素敵なハーモニー
夜遅い、リビングの隣の部屋で、長女が椅子に座ってギターを弾いて、次女はその斜め後ろに、ピッタリとくっついて立っています。
そして、足でリズムを刻んで、姉妹がよく似た高い声で、ママの知らない歌を歌っています。
赤ちゃんの頃から、姉妹で自然とハーモニーを作ってきた、その優しい声を、リビングで聴きながら、ママは何だか、ほんわかした気持ちになりました。
時々、ギターが間違うんだけど、次女は自然に待っていて、ギターが復活すれば、それに合わせて、すぐに2人の息はピッタリ合います。
素敵だなぁ。
ママは背中を向けて、そのくせ神経を研ぎ澄まして、音楽に耳を澄ませています。
ママにとって、大切な姉妹の、濃密な空間。
寝る前の歯磨きを済ませた長男は、やきもちを妬いたのか、ジョークを言って乱入します。それでも構わず、姉妹は歌を続けます。
邪魔してる声も、それでも構わず歌う声も、きょうだいの絡み合う空間。
やっぱり、ママには、とても愛おしいのでした。
7年前の 可愛い雪の景色
7年前にも、この頃に沢山の雪が降りました。
すごい雪だったので、近いけど習い事が終わった長女と次女を迎えに行きました。
3人で玄関を入ったはずなのに、リビングに入ると、次女がいません。
「あれ、次女は?」
すると、長女。
「あ、雪の玉作るって、言ってたよ。」
小学2年生の小さな次女が、心配だったので外に出てみました。すると、うれしそうに鼻歌を歌いながら、 門灯に照らされた次女の小さな背中が、雪だるまを作っていました。
雪が降ると楽しいよねって、見ているこちらまで、楽しい気持ちになります。楽しそうな背中に、家に入るよう促すことができなくて、 ママも素手で、しばらく手伝いました。
だけど、あまりに冷たくてギブアップ。 家に入るように言いました。だけど、
「もう少し作ったら入るから。」
こちらを振り返ることもなく言われます。
めったに見られない雪だもんね。。。
心配で迷ったけど、大目にみてあげました。
それから、30分も遊んでた次女。
小さな雪だるまがいくつかできて、我が家の玄関が可愛くなりました。
でも、ずんずん降り積もる夜の雪。きっと埋もれてしまうんだろうなあと、残念にも思いました。
今年も大雪。
中学3年生になった次女に、
「雪だるま、作らないの?」
と聞くと、当たり前のように返されました。
「寒いじゃん。」
だけど、きっとあちこちのお家の玄関に、可愛い雪だるまが飾られたことでしょう。
だから、土曜日の朝に積もって、良かったなぁと思いました。
今週のお題「忘れたいこと」
数学の答え 見るのは負け 姉が解けば勝ち
次女の数学の宿題は、最後の方が難問です。
日曜日の夜遅く、唸りながら解いているので、
「答え、見たら?」
とママが言うと、
「絶対イヤ。負けるみたいで。」
可愛く口を尖らせました。
やれやれ、うちの子は、みんなそう言います。
仕方なくお風呂に入ってあがると、長女がリビングのテーブルで、数学を解いています。そして、次女にヒントを出します。
「そう。正解!」
「なるほどね。分かった!」
長女に、難問の答えを教えてもらって、とても満足そうな次女に聞きます。
「お姉ちゃんが解くのは、負けじゃないの?」
「うん。それは良いの。」
きょうだいで挑む、数学の難問。
次女の、お姉ちゃんへの信頼感が、素敵だなって思いました。
2人掛けソファに座る5人家族
6年前に、パパの疲れを癒すために、クリーム色の新しいソファを買いました。 パパの大事なソファ。
ところが、子供たちはそこで、お菓子を食べてはボロボロこぼし。。。
ソファの背に乗っかっては、お転婆を楽しみ。。。
その度に、パパに怒られてます。
その日は、ソファでテレビを見ていた幼い3人の子供たちのところに、パパが乱入。 2人掛けのソファにパパがグイグイと入ります。
「ああ、狭い~~。もう、お父さんは~!」
次女の、楽しそうな可愛い声に、ママも思わず乱入。 次女とパパの細い隙間に入り込みました。
購入されてから、一番の負荷がかかった新しいソファ、重い重い。。。 家族5人が一度に座れるのは、子供たちが小さい頃だけです。
ギューギューづめのあったかいソファの上では、みんな同じ洗濯石鹸の匂い。 なんだか典型的家族って感じで、幸せだなって思いました。
しかし、じっとは座ってはいない子供達。
すぐパパに悪戯を始めます。
「うわ、誰だ!何で休みに来たのに、こんなに疲れさせられるんだよ!」
すると、長男の笑い声。
「キャハッ!」
「こいつか!こいつか悪戯したのは!」
「キャハ、違うよ~~~♪」
こんな楽しそうな声を聞いたら、やっぱ日記に書かない訳にはいかない。
子供って、いてくれるだけで温かくって楽しいな。 生まれてきてくれて、良かったな~~って思ったのでした。