赤ちゃんの頃から 姉妹の素敵なハーモニー
夜遅い、リビングの隣の部屋で、長女が椅子に座ってギターを弾いて、次女はその斜め後ろに、ピッタリとくっついて立っています。
そして、足でリズムを刻んで、姉妹がよく似た高い声で、ママの知らない歌を歌っています。
赤ちゃんの頃から、姉妹で自然とハーモニーを作ってきた、その優しい声を、リビングで聴きながら、ママは何だか、ほんわかした気持ちになりました。
時々、ギターが間違うんだけど、次女は自然に待っていて、ギターが復活すれば、それに合わせて、すぐに2人の息はピッタリ合います。
素敵だなぁ。
ママは背中を向けて、そのくせ神経を研ぎ澄まして、音楽に耳を澄ませています。
ママにとって、大切な姉妹の、濃密な空間。
寝る前の歯磨きを済ませた長男は、やきもちを妬いたのか、ジョークを言って乱入します。それでも構わず、姉妹は歌を続けます。
邪魔してる声も、それでも構わず歌う声も、きょうだいの絡み合う空間。
やっぱり、ママには、とても愛おしいのでした。