ほっこり子育てワーキングママ

働きながらの子育ては、大変だけど幸せ。ほっこり楽しい日々の出来事に癒されて、子育て楽しいよって伝えたい。

躾のされていない会社員

今日の取引先の人は、マナーがなっていなくて驚きました。

自分達の借りていた施設を引き払いに来られたもので、私は現場の立会いでした。

まず、私服のような服装の男性とスカジャンの男性が現れたのは、約束した11時を大幅に過ぎた13時。おかげで、ずっと待っていた私は、食事を十分にできませんでした。
「食事は、召し上がってますか?大丈夫です?」
と聞くと、恐縮する訳でもなく、
「お気遣いなく。」
「雨で込み合ってたでしょうね。」
と遅れたフォローをすると、
「いえ。ちょっと寄って来たので。」
これは、食べてきたなと、思いました。

「お宅の会社のスタッフも、10時半からお待ちになってたんですよ。私の方でお昼に食事を勧めておきましたが、良かったですか?」
「お気遣い、ありがとうございます。」

ん?
スタッフにも、遅れるという連絡はなく、食事をするようにという指示もなかったようです。だから声をかけたんだけど、その挨拶は違うよね?お詫びが必要でしょ。

自分達のゴミを、捨てて欲しいと依頼したら、
「このゴミを全部捨ててくれるんですか?」
と、意味不明の質問をしてきたり、ひどく汚れた場所の掃除を依頼したら、逃げてサボっていたり。自分達が整理してないせいで、臭いゴミ箱を蹴っ飛ばして、
「くせっ!」
と大衆の駐車場でやってるのを見かけたり。

はっきり言って、こんな躾のされていない社員は、初めて見ました。

だけどね。
そんな行動をしたら、すぐに叱ってくれる先輩をすぐ傍に持っていることに、改めて気付きました。
コーヒーの混ぜかたまで、教えてくれた先輩。
だから、良き先輩になれるよう、私も頑張らなくては。躾のできた後輩を育てるために。

そんなことを、教えてくれた、今日の困ったお客様でした。やれやれ。

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小さくなった 大きなかばん

中学三年生を、卒業したばかりの次女が、中学校主催の、泊まり掛け社会見学に出掛けました。

準備をする次女に聞きます。
「かばんは、どうする?スーツケース?」
「うーん、大袈裟だなぁ。かばんで良い。」
「どんな、かばんにする?」
「小学校の、修学旅行に使ったのが、あったじゃない?」
長女と共同で使う、大きなかばんがあります。

その声を聞いたとき、思い出した姿。
それは、小さな次女が、ピンと背中を伸ばして、キュッと唇を結んで、大きなかばんを肩にかけて、跳ねるように歩いて出掛けて行った。
小学校の修学旅行の、朝の風景です。

思い出のかばんを出すと、次女が驚きます。
「あれ?小さい。えっ?なんで?」
「次女が、大きくなったんだよ。」

あの頃から、次女は随分大きくなりました。

大きな次女が、かばんに沢山の荷物を詰めて、重たいかばんを、軽々と持ち上げて、今朝、いつもと変わりなく、出掛けていきました。

大きくなったなぁ。

楽しい時間を過ごして、沢山吸収して、また大きく成長して、帰って来てね。
次女の成長を、幸せな気持ちで見つめます。

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年度末、毎年過酷なひな祭り

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先日は、お雛祭りでした。

子供達が小さい頃から、キティちゃんの小さな3段の重箱に子供達が好きなおかずと、ちらし寿司を詰めてお祝いしてきました。

仕事が忙しい3月。続けるためには、大変な努力と段取りが必要でした。
さて、今年も忙しい上に身体もしんどい。止めようかと迷う心と闘って、お昼休みに次女のために抹茶と干菓子を購入。帰り道に和菓子と安いお花等を購入して、身体に鞭うってちらし寿司等をつくりました。
昨年、キティちゃんの重箱3杯のおかわりをされたので、今年は重箱は使わず各自に盛り付けました。

「あ、そうか。雛祭りね。」
学年末テスト真っ最中の次女が、それでも果物を綺麗に大皿に盛り付けてくれます。

出来上がる頃に、たまたま夫も帰宅してくれて、全員揃って食べました。
「おかわり、して良い?」
「いいよ。」
すると、子供達3人が立ち上がってキッチンへ。予想外に大量に盛り付けて食べ始めました。まさか。
味見程しか盛り付けず、余りを食べようと思っていた親のお寿司は、残り数粒なのでした。トーストを焼いて食べるパパ。

毎年同じ行事をしていると、子供達の成長がいろんな場面で感じられます。
小さい頃は、重箱のお寿司を食べきれなかったのに、多めに作ったと思ってたちらし寿司を食べ尽くされて、ほんわか嬉しいママ。

和菓子の練り切りに、次女が上手にたてた抹茶を美味しくいただいて、日本人で良かったと、心から感じる春。

今年も、無事に子供達が成長して、雛祭りを祝うことができた幸せを、神仏や周りの人々に大切に感謝しました。

国の宝物の子供達の育児を考える仕事

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5年前、こども家庭課に所属していた頃、係が主催して行った、大学生を対象にしたイベントをお手伝いに行きました。

テーマは、結婚後の夫婦継続のコツと、働く母のリアルな生活のお話でした。

結婚後の生活についての講演では、婚約中や結婚後子供が生まれるまでの間に、夫婦で子供ができてからのことを想像して話し合いをしておくこと、そして、夫婦は同じじゃないっていう当たり前のことを忘れないで、コミュニケーションを大事に生活すること、とのことでした。

長く一緒に暮らしていると、自分にとって当たり前のことが、相手に通用しない場面に数多く遭遇します。そんなとき、相手は自分とは全く違う家庭で育ってきたのだから、とちゃんと考え直して、丁寧に相談して、自分の家族のルールを作っていくことが大事ってことが大切なのだと、身に染みました。

そして、第1子の誕生から末子が5歳になるまでが、夫婦にとって試練のときだとわかりました。

私も感じていたんです。窓口で離婚の相談をしていく女性は、みんな小さな子供を抱えている。きっと、この大変な時期を乗り越えれば、素敵な夫婦として共に生きていけるのに、、、何度も感じたことでした。

出産による女性のホルモンの変化を知っていれば、妻がカーッとヒステリーを起こしても、「ああ、怒ってるのは俺じゃなくてホルモンのせいだね。」って思える。そうして、少しでも寄り添って、子供を中心に楽しい思い出を作ることができるんだと思います。

働く母のリアルな生活については、隣に座っている、同じ職場の仲良しの働くママと何度も顔を見合わせて笑っちゃうくらい、「わかるわかる、うちもうちも。うんうん。」っていうお話でした。どこも一緒なのねって微笑ましく思うと同時に、だからこそ、みんなが同じことに困っているんだと改めて思いました。

これからは、働く母親が増えていくことが期待されています。

だからこそ、国の宝物である子供をどのように育てていくか、国が直面している、本当は大切な問題なんだと思います。それを、しっかりと受け止めて、よりよい社会のために前進するための原動力となるのは、私達働く母親なんだろうと思います。

仕事も子育ても諦めないことは、贅沢なんじゃない。それは、当たり前。

そんな社会を、将来きっと実現したいな、うちの市から発信したいな。。。
そう心に誓わせる、素敵な講演会でした。

あの頃は沢山のイベントを抱え、翌日も講演会の仕事でした。年度末の公私ともに多忙な時期に、よりによって2日連続の休日出勤。。。ほ〜んとハードだったけど、働くママとして、あの頃も頑張ってたなぁ。

コロナでオリンピックな日曜日

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今日は、とっても寒く、雪も積もりました。

寒いじゃんと、雪だるまに見向きもしなかった長女と次女が、なぜか今日は気が向いたらしく。玄関を出ると、小さな雪だるまが置いてありました。

そんな今週末、我が家はテレビでオリンピック。特に、カーリングに夢中でした。

そして、パパとの約束でやっと腕時計を買ってもらった長男。タイマーやストップウォッチが搭載された、男心をくすぐる時計だとかで。
「これ、何度見ても、心踊るんだよねぇ。」
ソファに寝転がって、左手首を目の前にかざして、ため息をつくように言ってました。

最近はコロナで、何もせず、リビングでゆっくりしてるだけの、平和すぎる日曜日。そんな穏やかな休日が、それでも案外、幸せです。

今週のお題「冬のスポーツ」

中学生と迎える節分

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今日は節分!
だということを、すっかり忘れて帰宅した夕方、リビングに座り込んだ次女が、我が家流の豆まきの豆を沢山作っていました。

新聞紙を丸めてセロテープで固定する、我が家の豆まきは、まるで雪合戦のよう。
ここ3年ほどは、イベントや工作が好きな次女が反抗期で、小学生だった長男にお願いして、やっと作ってもらっていました。

「あ、節分だっけ。」
「そうだよ。恵方巻、やってよ。」
「買い物して来るわ。」

クタクタの身体にムチ打って、恵方巻の材料をテーブルに並べると、使い込まれた巻きすで、子供達は自分の恵方巻を作ります。全員揃って、同じ方向を向いて、お互いに笑わせたり、しゃべるようにフェイントしながら、無言で食べます。

一番に食べ終わり、唯一しゃべれる次女。
「いいな、このポジション。」
そういえば、初めて見た、次女が恵方巻を一番に食べ終わる姿。小さい頃から、食べるのが遅かったのです。ママ的に、ちょっと感動。

さて、残業して夜遅く帰宅したパバ。
「子供達が、豆まきしたいって、待ってたよ。」
「いや、もう体力的に無理だよ。」
「えっ、そうなの?でも、今年で最後かも知れないよ?」
「いや、もう良いでしょ。中学生だよ?」

そこで、ハッとするママ。
そうだ、そんなに大きくなってたんだ。
今年の豆まきは、こうして静かに終わったのでした。

今週のお題「鬼」

職場復帰 苦しみと背中合せのぬくもり

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冬も本番、寒くなってきました。
するとシクシクと痛む、手術したばかりの腰と足。
そして、5年前に交通事故で手術した右肘と、首、肩、背中も、シクシクとし始めます。
考えてみれば、ほぼ身体全体じゃないですか。

右肘を痛めたときは、字が沢山書けなくなって、仕事復帰か退職か、本気で悩みました。
私は、役に立つのだろうか?

でもね、よくよく考えてみれば、小さな子供達を3人抱えて頑張ってた頃のほうが、その時よりずっと大変でした。死ぬほど大変だった、あの苦労を乗り越えたのに、たかが怪我くらいで、辞めるか?私?

子育てと仕事の両立は、大変だけど、とてもとても、信じられなくらい幸せでした。この矛盾は、やってみなきゃ分かりません。

怪我を抱えて、仕事を楽しめないだろうか?
私は、何のために働いてるんだろうか?
退職を、本気で考えて、気付きました。
誰かの、社会の役に立っていることの喜びに。
そして、本気で立ち向かうからこその、かけがえのない、素敵な仲間の存在に。

そして今回、ヘルニアから復帰させてもらって気付くのです。私の職場の同僚の、底知れない優しさと、懐の深さに。そして、心底感動するのです。
それは、子育ての幸せによく似ていました。
さりげない優しさに、ほっこり嬉しくなって、そんな奇跡のような出会いに、誰に向けるでもない感謝があったかく溢れ出します。

きっとね、大変なときこそ、誰かの優しさと幸せが、背中合わせに、ほっこり身体を暖めてくれるんだと思います。

だから、不自由な身体で、私にしか出来ない仕事をしたい。以前の私には、出来なかった仕事が、きっと出来ると思います。

そんなことを、泣きながら考える、寒い夜です。