中学生と迎える節分
今日は節分!
だということを、すっかり忘れて帰宅した夕方、リビングに座り込んだ次女が、我が家流の豆まきの豆を沢山作っていました。
新聞紙を丸めてセロテープで固定する、我が家の豆まきは、まるで雪合戦のよう。
ここ3年ほどは、イベントや工作が好きな次女が反抗期で、小学生だった長男にお願いして、やっと作ってもらっていました。
「あ、節分だっけ。」
「そうだよ。恵方巻、やってよ。」
「買い物して来るわ。」
クタクタの身体にムチ打って、恵方巻の材料をテーブルに並べると、使い込まれた巻きすで、子供達は自分の恵方巻を作ります。全員揃って、同じ方向を向いて、お互いに笑わせたり、しゃべるようにフェイントしながら、無言で食べます。
一番に食べ終わり、唯一しゃべれる次女。
「いいな、このポジション。」
そういえば、初めて見た、次女が恵方巻を一番に食べ終わる姿。小さい頃から、食べるのが遅かったのです。ママ的に、ちょっと感動。
さて、残業して夜遅く帰宅したパバ。
「子供達が、豆まきしたいって、待ってたよ。」
「いや、もう体力的に無理だよ。」
「えっ、そうなの?でも、今年で最後かも知れないよ?」
「いや、もう良いでしょ。中学生だよ?」
そこで、ハッとするママ。
そうだ、そんなに大きくなってたんだ。
今年の豆まきは、こうして静かに終わったのでした。
今週のお題「鬼」