PTA役員 それは平日の昼間に 仕事を休むボランティア
うちの子の小学校のPTAでは、小学校6年間のうちに絶対に1回は役員をしないといけないというルールがあります。このルール、かなり厳しくて、特に幹部役員のくじをひいてしまったら、どんな言い訳をしても逃れられない恐ろしい世界なのだと、先輩ママから小声で教えてもらいました。
さて、くじをひくくらいなら、できそうな役員をやっておこうと、ルールの罠にきれいにはまった結果、楽な役員ベスト3に入る交流委員会に立候補。その仕事は、年に1度の花の苗を植える作業の取り仕切りと、冬に開催される遊休品バザーの準備です。
さて、年に1度の花の苗植え。慎重に時期を選んで、仕事が忙しくない夏の終わりを選択。休暇の申請をしました。
「あれ?参観日、午前中にあるの?」
「あ、いえ。すみません。PTAの役員をやっているもので。」
独身の男性課長補佐、触れたことがないPTAに興味を持つ。
「何するの?」
「あ、はい。花壇の草取りをして、花の苗を植えるんですよ。」
「誰が?もしかして、親がするの?」
「そうですね。どうやら先生が希望されるみたいで。」
「そんなもん、子供にやらせりゃいいじゃない。仕事を休んでまで、親がやること?」
「はい。すみません。」
いや、なんで謝る、私!
さて、打ち合わせのために、先生に電話連絡すると、悪気のない声でこう言われました。
「いや~僕、1時間目は授業なんですよ~。」
なんで?なんで授業がある日に予定したの? 疑問をおさえて、気持ちよく質問します。
「花の苗の置いてある場所とか、植える場所、備品の場所はどうやって確認したらいいですか?」
「あぁ。そういえばそうですね~。じゃあ、前日の夕方に、打ち合わせしましょうか。そうですねえ、5時半に来てもらえますか?」
5時15分に仕事がおわって、5時半!ギリギリですが、周りの白い目に耐えて学校へ。
ところが。
先生、うっかり忘れて、帰宅していました~~(泣)
さて、当日は少し早めに学校へ。
1時間目の授業が始まる前に、超スピーディーに要領を聞きました。
もう、勝手にやるからね。知らないよ?
そして、保護者に草取りを指示し、私のセンスで、適当に植えてもらいました~。
この日も、欠席者がチラホラ。まあ、仕方ないよねと思っていたら、後日欠席者を知らせろとのお達し。どうやら何度も督促をし、絶対に年に1度は仕事をさせるつもりのようです。キビシ~ィ。
私は、幼稚園の役員もやったことあるし、学童の保護者会の会長、子供会の会長、自治会での役員もやっています。
その会議は、役員同士で都合の良い時間を相談して決めています。学童の役員なんて、仕事が終わった後、子ども歓迎のレストランで、夕食を食べさせながらイベントの相談をして、総会の資料を作っていたくらいです。
「PTAが、時代に合わなくなっている」と、私も思います。
子供たちのための、ボランティアじゃなかったのでしょうか?
できる人が、できることをするという。
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