長男の憧れ 赤組応援団 心は目指せ ５連敗

小学５年生の長男の運動会が、開催されました。

前日は、頑張って定時で帰宅して、スタミナつけて早く寝かせるために、フライパンで焼き肉。
ところが、思いもしない申し出が。
「お母さんと一緒にお風呂に入りたいなあ。」
ママが、クタクタでお腹ペコペコのなか、長男は、嬉しそうに体を洗います。
そして、運動会の音楽を歌いながら、行進の足踏みを見せてくれます。
「あのね、これが普通の行進でしょ？で、これが内股の行進。」
ちょっと男の子になってきた長男が、内股でキュッキュと行進の足踏みをするのは、コミカルで笑いがこみあげてきます。すると、ママにお尻を向けます。可愛いお尻が、湯船に入ったママの顔の前でプルプルと左右に揺れます。もう、ママは可愛くて可愛くて、大笑いしてしまったのでした。

お風呂の後は、小学１年生からあこがれて、５年生でやっと入団できた、応援団を見せてくれました。
「オス、オ～ス！」
かっこ良い声掛けに、小さな手をグーにして力強く前に突き出すかっこ良い動き。でも顔を見ると、ニコニコと本当に楽しそうな、可愛い長男の笑顔。もうね、可愛くて可愛くて。
「あれって、すっごい可愛かったよね～。」
長男が寝た後に、長女と、思い切り共感し合いました。

さて、当日は、快晴すぎる青空の、猛暑日。
大人には辛すぎる暑さもなんのその。長男の応援団は、めちゃめちゃ張り切ってます。応援団長などの６年生が出番になって出場している間、５年生だけで応援する時なんて、長男は、力いっぱい、めちゃめちゃ真面目に、長男の身体より大きな旗を左右に振っていました。
実は、ここで誰が団長になるか、ジャンケンしたりジャンケンに負けた子が泣いたりと、波乱だったそうで、長男は旗で我慢したんだそうです。そっか、みんなかっこ良い応援団長に憧れて入ったんだね。
終わりが近づき、リレーの頃には、真っ赤な顔になって、疲れた目で一生懸命応援していました。暑くて 大変だったのに、良く頑張ったね。みんながリレーにビデオカメラを向けるなか、ママは長男の疲れた応援団を撮影していました。

だけど、フレーフレーと紅組を応援しながら、実は長男は、一番上のお姉ちゃんのように、小学校の運動会６連敗を目指して、５連敗を祈っていました。将来、話のネタになるもんね。閉会式の結果発表で、僅差で勝利したことにガッカリしている応援団長男。勝利を願って、応援してたんじゃないのかよ。

さて、自宅に帰ってきた長男くん。ママの予想以上に、元気いっぱい。見ているだけのママの方が、よっぽど疲れているのでした。
可愛い運動会を楽しめるのも、あと少し。少しずつ大きくなっていく子供たちを、淋しい気持ちで見つめています。

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