ほっこり子育てワーキングママ

働きながらの子育ては、大変だけど幸せ。ほっこり楽しい日々の出来事に癒されて、子育て楽しいよって伝えたい。

もし一番上の子が女の子なら きっと満たされる「花さき山」

今日の夕食で、長男に聞かれました。

「長女お姉ちゃんってさあ、すっごい優しいじゃない?優しいお姉ちゃんの作り方ってあるの?」

小学6年生の長男は、誰かと結婚して、自分の子供を育てる日々を、よく考えているのです。

 

「それはねえ、あるよ。」

「まじで?どうすんの?」

「あのね。赤ちゃんより優先して、貴方が一番大好きって伝えるのよ。」

「そんなことしたら、赤ちゃんは焼きもち妬かない?」

「赤ちゃんには、分からないのよ。それからね、赤ちゃんを触ったりするときに、心配だけど止めないで、ナデナデしてね、とかって可愛がり方を丁寧に教えてあげるのよ。そして可愛がったら、いいお姉ちゃんだねって褒めてあげるのよ。」

「へえ、それが長女お姉ちゃんの作り方かあ。分かったよ。」

 

そんな、長男にとって夢のように優しい長女に、是非にと読み聞かせた物語。

それが「花さき山」です。

 

優しい姉は、森で迷子になって、やまんばに出会いました。そこには見たことのない美しい花が一面に咲いています。そして、その花は麓の人が優しいことをすると1つ咲くのだとやまんばから教わります。そして、その姉の足元に咲いていた美しい花が、妹の為に我慢して、その優しさが咲かせたのだと聞かされます。麓に戻った姉は、もう森でやまんばに会うことはなかったけど、優しいことをすると、今、私の花が咲いたかな?と思うようになった。というお話です。

 

初めて、本屋さんで読んだときには、長女の姿と重なって涙があふれました。そして、うちの子を、親バカモードで言うと、素敵な優しい子に育てる手助けをしてくれた本なのです。