イライラするくらい 失敗しちゃうカマキリを 汗だくで見つめる長男
今週のお題「暑すぎる」
小学6年生の長男が、外から帰宅しました。
明るい日に焼けた顔で、前のめりにリビングにかけこんできます。
そして、帽子をとると、前髪がビッチョリぬれています。
「ねえ、お母さん。僕ねえ、さっき庭で、カマキリが獲物を狙ってるところを見たんだよ。」
「へえ。どうなったの?」
「それがさあ、イライラするくらい失敗してさあ。逃げられちゃった。」
「へえ。そうなんだ。もっと成功率高いのかと思った。」
「だよね。テレビで見るような、本物の食べるシーンが見れるかと思ってたんだけどね。」
「現実は厳しいね。」
「カマキリって、怖そうな姿してるけど、意外だね。」
「そうだねえ」
そして、扇風機を真正面から浴びて、髪をなびかせているのでした。
暑い中、汗だくでカマキリと向き合っている姿を思い浮かべて、微笑ましい気持ちになりました。
小学生最後の夏。
日差しのように、輝いている長男の目です。