子育てしないと分からなかった 沢山の幸せをかみしめて
今日は、次女の希望で、すき焼きになりました。
「じゃあさ、ここは日本酒じゃない?」
「いいねえ。」
こういうことでは、すぐに意見が一致する夫婦。
お気に入りのお酒を、冷蔵庫から出します。
すっかり出来上がった2人。
お酒が入ると、いつもパパが言いだす、毎回同じ話。
「結婚して、子供を育てないとわからないことが、沢山あったよね。」
いつもと同じ、相槌を打つママ。
「公園なんてさ、何のためにあるのか.なんで砂場が必要なのか。そんなの、子供を公園に連れて行って、初めて知ったことだよ.イベントだって、子供がいるだけで盛り上がるし.子供を育てないと知らなかった喜びが沢山あるよ.だからさ、やっぱ人生で、子育てってした方がいいって思うよね.」
そして、またいつもと同じ感想を述べるママ。
「今まで生きてきて、あんなに強烈に愛されたことはなかったよ。子供が親を愛する気持ちって、本当に強いよね。どんなに楽しいことしてても、ママが手を広げたら、やめて走ってきて抱きつくんだもん。すごいよ。」
「子育てする前の自分と、後の自分は、全然違うからね。別の人物みたいに。良い経験させてもらったよ。もうね、幸せ。」
いつもの話を聞き飽きている子供たちは、聞いてないフリです。そんな、不自然な無視を眺めながら、大きくなったなあと改めて思うのです。
こうして、子育てさせてもらえるのも、子供が自立するまでの、あと残り少し。できるだけ沢山、一生分の幸せをかみしめておこうと、改めて思うのです。