ほっこり子育てワーキングママ

働きながらの子育ては、大変だけど幸せ。ほっこり楽しい日々の出来事に癒されて、子育て楽しいよって伝えたい。

理想は、謙虚で馬車馬のように働く母親

私の職場の席のお隣さんは、育休明けの子育て真っ最中のママです。いつも一生懸命働いていて、とても丁寧な仕事ぶり。しかも、子供が体長を崩しても大丈夫なように、早め早めに進めています。

だけど、私がそうだったように、平気な顔をして、こう言います。
「大丈夫です!」
その気持ちが、痛い程分かるから、今日こんな話をしました。

「大丈夫な、はずはないよ。今が子育てとの両立、一番大変な時期だからね。大丈夫、焦らなくても、頼りにしてるんだから。」
すると、少し顔を崩して言います。
「優しい言葉、ありがとうございます。」
「優しいかどうかなんて、分かんないよ。頼りにして、いろいろ、仕事をお願いしてるからね。」
「良いですよ。嬉しいです。」
私には、気持ちが分かりすぎて、痛々しくさえありました。私がそうだったように、焦りを感じているんじゃないかなって思うんです。

「一番下が3歳になって、少し楽になったでしょ?これが小学校2年生になったら、またぐっと楽になるよ。上の子がそうでしょ?」
「確かに。最近しっかりしてきましたね。」
「でしょ?だからね、すっごい出世を目指してるんじゃないんなら、無理せずやってね。今の段取り力が、将来活きてくるからね。実際今も、よくやってるんだよ。」

でもね、そんなこと言っても、心にどこまで届くのか分かりません。

世の中は、働く母親に、職場の重荷であることをを自覚させ、無能さと遅れを指摘し、疲れた身体に鞭打ってくるのだから。そして、それを当たり前と、謙虚に受け止めて小さくなっているのが、理想の働く母親だから。

少子高齢化が、世の中に暗い影を落としています。いつか高齢者になる、いまバリバリの現役は、私が育てた子供達の世話になって、社会のお重荷になって死んでいくのです。それなのになぜ、働く母親を重荷扱いできるのでしょうか。

そして、何で、何で母親ばっかり!

なんで私達、女性ばっかり無理して、職場でも家でも働いて、常に寝不足で、それなのに職場の皆様に、迷惑をかけてることを、申し訳なく思ってないといけないの?
そんなんだから遠慮して、子供なんて産めないじゃないの。可愛い子供が、邪魔に見えてくるじゃないの。

このままの、日本社会で良いの?
豊かな消費者は、減るばかり。
国力は、下がるばかり。

それでも、やっぱり子育てへの理解は、変わらないのだから。

少子高齢化は、進んで当たり前です。