ぼく 仮面ライダーに 変身してみたい
夕食を作っていたら、2歳になった長男がトボトボやってきました。
テーブルの自分の椅子に座ると、深刻な顔でテーブルを見つめながら言います。
「おかあしゃん、ぼく、仮面ライダーに変身してみたい。」
ちっちゃな体で、机を見つめて悩む姿を見て、なんとも言えない気持ちになりました。
キティーちゃん好きで、いつもお姉ちゃんとスキンシップしてる、愛らしい長男。
それでも。。。
男になって行ってるんだな~!
「ごはんいっぱい食べて、頑張ってればきっと変身できるよ。」
と慰めてみると、突然元気になる、いつもは陽気な長男。
「そっか~。」
いすから飛び降りると、なんだかよくわからない動きをしながら、走ります。
「いや~~。ぎゃ~~。とう~~。」
そして、隣の部屋まで、走り去りました。
パパが帰宅して寝転がり、家族団らんの穏やかな時間、ママは長男に聞いてみます。
「仮面ライダーには、どうやって変身するの?」
すると、腰の辺りで手を動かして、ブツブツ言っています。
「あれ?変身したんじゃない?」
すっかりその気になった長男。
「いや~~おぅ~~~。」
すごい雄たけびをあげて、寝ころんだパパに突進。
「うおぅ。やられた~~。」
パパが叫ぶと、そのまま走って部屋を出て行きました。
だけど、すぐバタバタと可愛い足音が、やってきました。
どうやら入り口で隠れて、こちらの様子をうかがっています。
だけどさぁ。。。
仮面ライダーに出てくる、民間人を襲う人って。。。
悪役じゃないの?
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