人事評価制度に長女が反発 その人の良いところを評価すべきじゃない?
中学生、反抗期まっただ中の長女と、アイスを食べながら、車でおしゃべりをしました。
もっと頑張らないと、という私に、長女が言います。
「お母さんは、すっごく良いお母さんだと思うよ。だから、それ以上頑張らなくて良いと思う。」
「うん。でもさ、最善を尽くすのがお母さんの生き方だから。頑張るなって言われると困る。」
「なるほどね。確かに、頑張らなくなったら、お母さんじゃないね。」
そして、学校や職場で、最近は目標管理が流行っているという話になりました。
長女が憤って言います。
「だいたいさ、その人の良いところに注目しないで、わざわざ出来ていないことに注目して、目標を立てて、出来るようになったかどうか評価するってさ。なんか嫌だよね。」
子供は褒めて育てた方が良いと言われます。
実践してみて、これは本当だと分かりました。
良いところをどんどん伸ばしながら、出来ないことも少しずつ努力して改善して、大きく成長して行っている、我が家の、それぞれ個性的な子供達。
それは、学生も大人も同じだと思います。
「確かにね。目標に向かって頑張ってるうちに、本来持ってる良い部分をつぶしてしまうかもね。」
「そうなんだよ。しかもさ、それを自分でやるなら分かるけど、何で他人に押し付けられなきゃいけないのか、意味が分からない。」
確かにな。。。
「うちの職場に、人事評価制度が導入されたとき、説明研修をした人、すっごく性格悪かったんだよ。あの人が作った人事評価シートで評価されるんだなって思った。」
「それ、やだね。だけどさ、人を評価しようなんて思いつく人、性格良いわけがないよね。」
「うん。上から目線で言われてさ、自分自身はどうよ?でもさ、そのシートを書くのが仕事なんだもん。仕方ないからお母さんは、仕事として割り切って書こうと思ってたんだけど、提出期限に遅れてしまうところが、やっぱり正直だよね。」
長女が、爽快に笑いました。
「お母さんって、素直だもんね。」
我が子にそんな風に言われて、不思議な気持ちになりました。
そうやって、世の中のいろんなことを、長女は1つ1つ丁寧に考えているんだそうです。
思春期まっただ中。
若いな、フレッシュだな、そして頼もしいなと、思ったのでした。
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