ほっこり子育てワーキングママ

働きながらの子育ては、大変だけど幸せ。ほっこり楽しい日々の出来事に癒されて、子育て楽しいよって伝えたい。

泣いたママと 泣いた赤鬼から 子供たちが受け取る思い

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感激しがちな私は、この物語の最後の、親友の手紙を読むたびに、子供たちの前でシクシクと泣いてしまいました。映画だけでなく、子供用のアニメでさえ泣くママなので、子供達もすっかり慣れっこでした。

「また泣いてる。お母さん、泣かないで。もう~。」

って、つれない態度で慰められたものです。

 

さて、泣いた赤鬼のお話は大好きなのですが、どの絵本もなんとなく鬼が怖い。赤鬼が優しそうに見える絵本はないかなあと探していて、いもとようこさんの挿絵を見つけました。

 

赤鬼は、人里から少し離れた場所に住んでいる優しい鬼です。鬼と言えば、人間は恐ろしいと避けるので、赤鬼は何とか人間と仲良くなりたいと願って、一緒にお菓子を食べませんか?という立札を立てました。しかし、人間たちは「騙されて食べられたらどうする」と去っていきます。悲しんでいるところに、親友の青鬼がやってきます。そして、青鬼が里に行って人間に悪さをするから、赤鬼が青鬼をやっつけたら良い。そうすれば仲良くなれると提案してくれ、二人の計画は大成功。人間が仲良く遊びに来てくれるようになりました。しばらくたったある日、赤鬼は青鬼を思い出します。どうしているかと家をたずねたところ、家の前に手紙が貼り付けてあり、赤鬼が青鬼と仲良くしているところを見られてはいけないから、旅に出たと書いてありました。その手紙を見て、赤鬼は泣き崩れたというお話です。

 

いろいろなテーマがあって、大人的には、かなり考えさせられるお話です。青鬼のお手紙を声を出して読むと、涙をこらえることはできませんでした。ママが、このお話を読もうとすると、子供たちの方が心配して、「大丈夫なの?」などと言われたものです。

 

泣いた赤鬼と、泣いたママから、子供たちが何かを受け取ってくれていたら良いなと思います。