おでん作るだけで大喜び 母親の深い幸せ
次女が5年生、長男が小学3年生の頃のことです。
その日の夕食は、次女と長男の好きなおでんに決まりました。
材料を買い物するために、パパと子供たちが、賑やかに出かけていきます。
玄関口で、次女が右腕を上げます。
「いえ〜い!おでん!」
すると長男も、調子に乗って歌います。
「いえ〜い!おでん!でんでんでんで、でんでんで、でんで、おでん〜〜♪」
歌いながら、楽しそうにパパと買い物に出かけて行きました。
子供たちが出かけると、急に静かになるリビング。
おでんを作るだけで、こんなに喜んでもらえるから、母親業は幸せだな。 子供たちの賑やかな声を、耳に残したまま微笑ましく思いました。