ヘルニア担当医とのスムーズな調整
大病院に到着したら、割とすぐに部屋へ案内されました。そこで、いつの間にか夫と分離。
医師がやってきて、今後の治療方針を確認します。
「手術と聞いてるんですが、まず手術したら、回復に1ヶ月はかかりますよ。リスクもありますし。」
「えっ?私、2週間後には大きな仕事が控えてるし、その翌月からは繁忙なんですよ。コロナで人手不足だし。」
大病院は、コロナ対応もしているので、話は早い。苦労は、お互い痛いほど分かります。
「分かりますが。そうやって、無理して倒れたんじゃないですか。」
「それは、そうなんですが。だからこそですよ。私をカバーして、守ってる同僚がいる訳で。」
「分かってます。まずは今週、手術をせずにすまないか、やってみましょう。まだ試してない薬もあるみたいだし、炎症も続いてる。薬漬けにしてみて、ブロック注射もしてみて、それでもダメなら、最後に手術で。」
「なるほど。確かに、薬で歩けるようになれば、その方が復帰は早いですよね。」
本当に、建設的な議論が、スピーディーに進みます。お互いの意見をすり合わせ、サクッと同じ方向を向けたのでした。
さすが、大病院の医師は、優秀です。
共感能力、説明能力、説得力。
こうして、大量の薬を飲み、今から眠りにつきます。来週までに、ヘルニアがどうなっているのか。それはお楽しみ。