ほっこり子育てワーキングママ

働きながらの子育ては、大変だけど幸せ。ほっこり楽しい日々の出来事に癒されて、子育て楽しいよって伝えたい。

いよいよ、ヘルニアブロック注射

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薬漬け計画のとおり、翌日は、痛み止めが2倍になっていました。ロキソニンカロナール、ダブル効果のほどは?

劇的な変化があるか?と思ったけれど、残念ながら、痛みが少しましになった程度で、特に大きな変化はありませんでした。ヘルニア経験のある看護師さんが、血圧を計りながら言います。
ロキソニンなんか、効かないよね。でもね、歯痛には効いたのよ。」
「それって、腰痛がよほど痛いってことですよね。」

窓の外は、気持ちの良いお天気。外の空気を、胸いっぱい吸い込みたい、そんな小さな願いさえ、叶いません。

さて、その日の夜は、足に激痛。どこに足を置いても、寝返りをしても痛い。ナースコールを押すと、座薬を入れてくれました。でも、すぐに切れて眠れない。ナースコールして、次の手段はないですか?すると、予防接種のような注射をされました。

なんだか、目が回って気分が悪くなって、でも確かに痛みは引いて、5時間ほど眠れました。翌日医師に聞いたら、なんと麻薬を利用した薬でした。もちろん安全ですが、管理しないと常習性もあり得るとのこと。私の痛みもここまで限界に達していたのです。怖い怖い。

「明日、昼からブロック注射しましょうね。」
やっとこの時がきたと、喜びにあふれました。明日は寝れるよ、きっと。

ところが、翌朝に医師が来られて、説明を受けて承諾書にサイン。ここで、私ビビる。

「まず、麻酔を打ちますね。そして、注射針を、レントゲンを見ながら刺していきます。6番目の神経を狙うので、針が当たったら、神経がビリビリッとしますから、そしたら教えてください。薬を注入します。しっかりとMRIを見てやるんで、大丈夫です。」
「あ、はい。怖いですね。ビリッて。」
「まあ、そこが大切ですから。」
「分かりました。よろしくお願いします。」

当日は、ドキドキが止まらないので、私に珍しく、携帯ゲームで気持ちを紛らわします。予定時刻に、看護師に声をかけられます。
「はい、行きましょう。」
「あの、持っていくもの、ありますか?」
「ありませんよ。」
だよね、だよね。
ストレッチャーに乗せられ、沢山の自動ドアを通りすぎて、どうやら放射線関連施設の中へ。

うつぶせに寝ると、まず消毒液。医師の手が背中にあるので、いよいよか?と思ったら、また消毒。思わずため息をつく私に、優しい医師の声がします。
「打つ時は、言いますよ。」
「はいっ!」

そして、そのすぐ後。
「打ちますよ。」
医師の柔らかい手が、背中を触診。私にも手触りで分かる、膨らみを見つけ、レントゲンの位置を調整します。
「ここから、刺しますね。3、2、1」
針が刺されますが、まあ普通の注射。
「麻酔をかけます。」
麻酔により、確かに痛みが消えます。
「次、神経に刺します。」
針が、まあ奥深くに差し込まれ、正座でしびれたような感覚。
「あ、ピリッと、きました、」
「どこが?」
いっぱいいっぱいの私。
「あ、あ、足の裏。」
予定外の発言は、無理無理。
「はい、注入します。」
とたんに、足の先まで温まるような、感触がありました。
「はい、終わりましたよ。」
「ありがとうございました。」

はやッ。
この施設への移動時間の方が、長かった。

人によっては、ここで劇的に改善するらしいけど、私が楽になったのは夕方でした。
噂のブロック注射、なかなかの効き目でした。