ほっこり子育てワーキングママ

働きながらの子育ては、大変だけど幸せ。ほっこり楽しい日々の出来事に癒されて、子育て楽しいよって伝えたい。

なぜあなたに、私が虐待してるって言われなきゃいけないの?

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大相撲地方巡業で、我が市にお相撲さんがやってきたことがありました。 イベント大好きの我が家は、もちろん家族みんなで、つまり3歳の長女と10か月の次女も連れて見に行きました。

子供のために、ちょっと高いけどマス席を予約。大人4人の場所に大人2人子供2人で座ったんだけど、それでも狭いと感じるのは、子供がウロウロするから。

じっとしていない子供を抱っこして、叱ったりなだめたりしながらだと、私達は、じっくり見ることなんてできません。

たまたますぐ後ろに、70歳くらいの高齢者の女性4人のグループが座っていたのですが、そのうちの一人が、急に私に向けて苦々しそうに言いました。

「こんな小さくて、可愛い子供を虐待するんだからねえ。」

私は、ただの彼女たちの世間話だろうと無視していました。

「信じられないわよね。こんな可愛い子供を殴るのよ?」

私は、彼女の顔を見ました。すると、私をじっと見ています。え?私が殴っているって責めているの?初めて、強い嫌悪感を抱きました。隣にいた同じグループの女性が、たしなめます。

「やめなさいよ。」

「だって、こんな可愛い子を殴っているのよ?」

「このお母さんが殴っている訳じゃないでしょ?」

「殴っているわよ。」

私は、キッと彼女を見据えて、少し強めの声で言いました。

「私は、一度も殴っていません。すべての親が、虐待をしているわけじゃありません。失礼です。」

彼女はそれでも、私が殴っているという見解を変えないようでした。たしなめた女性の方が、とても申し訳なさそうに

「ごめんなさいね。あなたのことじゃないのにね。本当に失礼よね。」

だけど、彼女は謝らないのです。

そのとき、私は確信しました。

この人、虐待した経験があるんだなって。

昔は、虐待なんて言葉もなく、私も学校の先生にひっぱたかれたことがあります。そんな時代を生きてきた母親なら、テレビで報道されるくらいの暴力を、子供にふるった経験があるのでしょう。言ってやれば良かった。

『あなたと一緒にしないでください。』

それ以降は、こんな監視のもとで子育てをしているのだと、見えない監視の悪意が怖いと感じました。そして部屋で子供が泣くたびに、虐待だと思われないか心配するのでした。

 

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