末っ子を抱きしめることを 拒否されたママの かえる場所
子供達をギュッと抱きしめるのは、柔らかくて良い匂いがして、母親としてとても幸せなことです。子供達も、大好きなお母さんとスキンシップできるので、幸せに感じてくれています。
長男が小さい時には
「僕も嬉しいし、お母さんも嬉しいから、どっちも嬉しくていいね。僕がギュッてして、お母さんを癒してあげる。」
などと言っていたものです。
今日、長男に言いました。
「ねえ、ギュッてしてあげようか?」
当然うんと返事をして、飛びついてくると思ったら、
「うーん、今日はそういう気分じゃないかも。」
と言われてしまいました。
「うっそー。そうなの?」
「まあ、どうしてもっていうなら、やらしてあげてもいいけど?」
ソファの上で、長くなった足を組んで、ちょっとだけ顔をこちらに向けて。
そんな大人っぽい仕草をするようになった、長男のいたずらっぽい目を見ます。
「いいもん。お父さんにするから。ねえ、子供たちがね、スキンシップしてくれないんだよ。」
と夫に抱き着きます。
「おかえり。」
「ただいま。」
「昔より、柔らかくて気持ち良くなったね。」
「お腹がでたからね。くまのぬいぐるみみたいで良いね。」
「そっちもね。」
すると、長男がまた大声で言います。
「お母さんは、タヌキのお腹じゃない?」
「うるさい。くまでいいよ。もう。」
まあね、本来の姿に戻っただけなのですが、別にいいのですが。
それでも夫には申し訳ないけど、でも、子供たちの抱き心地が懐かしいのでした。